米国でオンライン版の100均ショップ「HOLLAR」が急成長
昨年の11月にスタートした「Hollar(ホーラー)」はミレニアル世代の主婦層をターゲットにオンライン版の100均ショップ。
100円ショップといっても、平均の販売価格は2-5ドル、ミニマムは10ドルで、25ドルの購入で送料が無料になるというもの。取り扱いアイテムは米国の100円ショップに非常に近いが、ちょっと良い品質(商品)という感じでしょうか。
それでも、月の売り上げは100万ドル(約1億円)あり、毎月、50%増近い成長をしているそう。創設者は、ジェシカアルバのヒットEコマース「Honest Comapany」の元、副社長兼マーケテイングを担当していた人で主婦層のマーケテイングには詳しい人物です。
100円ショップといっても、平均の販売価格は2-5ドル、ミニマム10ドルの購入が必要、25ドルで送料が無料になるというもの。取り扱いアイテムは米国の100円ショップに非常に近いが、ちょっと良い品質(商品)という感じでしょうか。
サイトでは、ミレニアル世代をターゲットに、キューレートされた商品構成で、一般の、1ドルショップに比べると型数は少ない物の、2万点がリストされています。
1番の売れ筋は「おもちゃ」。昨年11月以来、アニマルピロー(2ドル)は10万個販売。その他、フィギュアや、ライセンスのキャラクター商品も扱っているので、ターゲットやウオルマートに比べるとかなりのお買い得価格。上の動画は、Hollarで注文した商品ボックスをオープンするキッズ
2番目に売れているのが「ビューテイプロダクトとアパレル」で、例えば、セフォラでも販売されている様な商品のワンシーズン遅れた物や過剰在庫商品を扱っていて、サイトでは、商品の元値がでているところは、オフプライス店と類似している。
100均では、品質面から難しいとされていたアパレル商品は、スポーツウエアや、有名なキャラクターのライセンス商品などのキッズが好調だそう。今後は、利幅や品質の安定性を狙ったPBも扱っていく様ですが、この手のショップで無名の商品をオンラインでとなるとリスクが高そうです。
通常、100円ショップは利幅少なく、数を売る事で成りたっているので、今まであり得なかったオンライン化と、人気のオフプライス店に類似した宝物探し的なサイトの構成は、忙しいミレニアルの主婦層にアピールしているようです。実際、利用者の80%は女性でスマホからの注文が殆ど。
オフプライス店同様、仕入れが最大の要となる商売形態の為、バイヤーは世界各国回っている様です。
CNBCによると、全米13,000店舗を運営している、1ドルショップの最大手「Dollar General」でも、20代女性の利用が増え24%増。採算のあう、比較的高額商品を集めてオンラインショップを運営している様ですが、送料もかかり、細かい買い物を望む同社の客層にはアピールせず、本気モードではなく形だけのショップという印象。これからは、100均トレジャーハントもオンライン化!?
Hollar(ホーラー)
https://wwwl.hollar.com