こんばんは
今日はまとめきれなかった。メモだ。
資本主義の誤解--弱肉強食なら、資本主義と社会主義とどちらが、不平等か?
多くの社会主義者は、よく資本主義をこう批判する。『資本主義社会は弱肉強食で人間の欲望により、勝ち組は豊かになれる。負け組は貧困層に落ちる。勝者が富を独占して、豊かになる。敗者は貧しくなる。逆に、社会主義では、貧困層にも配給が与えられ、最低限の生活は送れる。』という。 これは詭弁である。
わかりやすく説明しよう。
資本主義においては、『その弊害、特殊なケース』を話し、社会主義では原則論を持ち出し、社会主義のほうが貧困層にはよい、と思わせるのはインチキだ。実は、社会主義は、人間の欲望がうずまき、弱肉強食の構図がよりひどくなる。社会主義のほうが貧困層にやさしくない。
資本主義は勝ち組が豊かになり、敗者は貧しくなる。これは弊害の1つである。が、残念ながら、資本主義に特有の話ではない。社会主義のほうが、これは過酷に起きる。
日本の社会主義者は、視野が狭く、資本主義社会にのみ起こる格差と思っているようだ。が、社会主義国のほうにも、勝者が富を独占して、敗者は貧しい暮らしを強いられる。実際に、ソ連、中国、北朝鮮で起きた。
社会主義者のほうが、資本主義よりも欲望、独占欲、権力欲が強く、勝者は利権を独り占めにできる。それが、国民から資産を没収することができる社会主義なのだ。そして、敗者や庶民にほとんど与えようともしない。社会主義とは、勝者(共産党)だけが甘い汁を吸い、敗者(人民)は残りカスをわずかに与えられるシステムなのである。
ソ連の共産党幹部は年収も多く、よいアパートを割り当られ、贅沢に暮らした。が、市民は配給のパンをもらうために何時間も並ぶほどだった。特に、中国と北朝鮮では、共産党員かどうかで、待遇に大差がある。中国の共産党員は半端無く金持ちで、兆の財産をもつ大物も多数いる。が、人民はそうではない。主要なポストは共産党員が占めて、残りの安い賃金の仕事などが人民に割り当てる。地方などはほとんど何ももたないで、穴居人みたいに原始的な暮らしをする者も数十年前までいた。北朝鮮のエリート党員は平城に住み、平均よりかなりリッチに暮らせる。が、人民は、地方で飢えるしかない。
社会主義には『弱肉強食の世界はない』というのは間違いである。社会主義の弱肉強食は、資本主義よりも過酷である。勝ち組の共産党員は支配者として君臨する。そして、国の中のあらゆる富を収奪して、独占する。彼らはわずかに市民に配給して、住居などに回す。共産国では富の集中は、資本主義よりも大きくなる。よって、共産国の特権階級である共産党のほうが、富をより多く独占する。
共産主義の支配者達の欲望は、資本主義の比ではない。また格差も資本主義よりも大きい。
社会主義では、下層はとことん貧乏な上に、自由もない
社会主義では貧乏人が下層ではない。もっと下がいる。闘争に敗れたか、思想が問題にされた者が最下層だ。彼ら敗者は、全ての財産を失って、収容所に送られる。長期間そこで暮らす。北朝鮮でもソ連でも、中国でも収容所はたくさん作られた。
社会主義では最下層にも配給があって、人権は保障される、というのは真っ赤なウソだ。最下層は、人間として扱われることもなく、一切の財産をもつことも許されない。
持てる者と持てない者との格差は、このように、社会主義においてもとことん大きくなる。共産国では、その強者の支配は苛酷さを極める。
どちらがより格差があるか? 資本主義国と社会主義国と、どらちにも『弱肉強食』はある。どちらがひどいか、という比較をしなくてはいけない。資本主義社会では、強い者が富み、弱い者が貧しくなる、と話す時は、社会主義でも、原則論ではなく、同じケースで話さなくてはいけない。
社会主義のほうが勝者(共産党)は富を独占して、貧しい者が作られる
資本主義国は一般的に、金持ちはとことん金持ちになれるが、下のほうは無一文に近くになる。これは、正規分布の割合となる。金持ちはいるが、中間層、下層もいる。そういうパランスとなる。だからといって、下層がひどいわけではない。生活保護があるから、社会主義国の配給よりはましな生活をおくることができる。
共産国は、共産党員が財産を持ち、富を独占できる。が、人民は国家に全ての土地など奪われているため、どう頑張っても貧乏人である。こちらは、党員だけが贅沢三昧で、人民が必ず、半永久的に貧困となる。仕事にありつけた人は、給料はもらえるとしても、それは共産党員以下である。共産党だけが特権階級で、人民との格差はなくならない。
なお資本主義は強欲というが、社会主義は、制度として共産党に富が集中するという制度としての強欲さがある。どちらが悪質かはいわずもがなである。社会主義のほうは、国民の資産を没収するほどに強欲で、悪質なのだ。
なお資本主義は、資本家が多数いないと成立しないから、多くの金持ちや資本家がいる。そのため、平均的に富が分散される。よって、貧困層の分前も多い。
社会主義国は、国家(共産党員)が富を独占する。個人が多くの資産をもつことは禁じられるため、それらを市民に回すことはない。だから、配給など人民が受け取っても量が少ない。貧困層が受け取る分量を比較すると、やはり社会主義国のほうが理論上、小さくなる。
どちらがひどいか? それはもちろん共産国である。共産党員は、国家のあらゆる資産を独占する特権階級である。資本主義のように、例え金持ちでも、国家の何%の資産を保有できない体制とは、独占度の桁が違う。
北朝鮮の金王朝は、宮殿のような家に住み、料理人を持ち、北朝鮮各地に別荘を持ち、まるで王家のようだ。エリート共産党員は平城のアパートで何不自由なく、贅沢な暮らし(あれが贅沢なのだ)ができる。地方でも配給はもらえ、足りなければ、人民にいちゃもんをつけて、まきあげることができる。
人民は、食料配給も止まり、飢えて暮らす。家にほとんど何もない。しかも市場も時々、閉鎖される。この共産党員と市民との格差の大きさは、日本にいても想像もつかない大きい。
中国の政権の主要メンバーは、蓄財に励む。賄賂が当たり前で、何千億、兆と一族でためこむ。幸い、資本主義経済にしたから、成金が育ってはいるが、まだ給与も低い。資本主義経済をとりいれる前は、市民は国営の会社に努めなくてはならず、その給料だけで生活していた。党幹部と人民との格差は、大きい。
ソ連は賄賂は禁じられていたが、共産党員は優遇され、特権階級だった。市民は配給のパンもなく、それを求めて並ぶ時もあった。ソ連などは一代限りなので、さほど金持ちにはなれなかった。としても、共産党という唯一の勝ち組が、富を独占したその強欲さは、資本主義を超えて、国家全体の不平等(共産党員とその他の格差)にまで至っていた。
このように支配者層がどこまでもリッチになり、最下層がとことん貧困になるのが、社会主義である。それは階級として固定され、一生続く。例えば北朝鮮では、反逆者は『収容所』に送られる。社会主義の最下層は、政治的な犯罪者、思想成分、もしくは生まれ(日本にいた者、党員の子)などで決まり、それが変わらない。
資本主義では、例え貧しくなっても、生活保護を受けられ、社会主義国よりもましな暮らしができる。さらに、やり直すチャンスはある。
どちらがよいか、どちらがひどいかは明白だ。資本主義のほうが貧しい者もよい生活ができるし、抜け出せる。社会主義は、貧しい者はとことん貧しい暮らしを強制され、抜け出せない。
社会主義においては、最下層は配給を受けられる、というが、現実は嘘である。思想犯罪者として、収容所に送られ、配給などは受けられない。社会主義のほうが格差は大きくなる。ぜいを極める共産党階級と人民の格差は、広がるばかりである。北朝鮮のように。
貧困者にとって、資本主義と社会主義とどちらがお得か?
資本主義における原則論で話す。
資本主義では、貧困になっても本人の働きしだいで、抜け出せる。貧困層も『資本』をもつことができるから、金持ちになれる。が、社会主義では、貧困層は『資本』をもって、市場で稼ぐこともできず、永遠に貧困層のままである。社会主義では、貧困層が固定化する。
北朝鮮の例を出す。共産党員は、全国の畑で作った食物を配給で優先的に受け取れる。だから、飢えて死ぬことはない。人民は配給を受け取るしかない。が、それが時々止まるから、飢えて死ぬことが多い。
もし、市場経済(市場)を出すことが許されたら、そんな飢えた人民も、市場で交換して、食べることができる。が、北朝鮮はそれを何度か禁じたため、それもできなかった。非党員はいつまでも、貧困層なのである。また出身成分が調べられるために、共産党員になれるのは特別な家系のみである。
そもそも、社会主義における最大の利点である『国家による生活保障』。実は、それがかなり貧相である。日本では10万円に医療費がタダである。北朝鮮では、配給は停止中だ。たまにあるようだが、実質月に5000円くらいだろうか。中国では、社会保障があるのかすらわからない。日本左翼はやたら中国を持ち上げるから、もし最低限の生活のために配給など贅沢にもらえるなら、必ず『中国は下層にも夢の楽園だ』と、夢幻のような宣伝をして、持ち上げる。が、そういう話を聞かない。よって、あったとしても雀の涙くらいだろうか。
社会主義国では、下層も生活保障が受けられる、というが、住居や医療費はただ(実際は中国でも金がかかる。)といっても、実さいは資本主義国よりもひどい代物だ。そんな『詐欺まがい』の宣伝に騙されてはいけない。
社会主義では、政治(食料生産)の失敗が国民の命を奪う。が、資本主義では、このように市場などでものを売買することで、国民は生き延びることができる。資本主義は、計画経済の失敗を補うことができるから、その分、優れている。
戦後の食糧難の時も配給だけでは、飢えて亡くなる人があとを立たなかった。が、闇市(資本主義のこと)があったからこそ、食料を手に入れて、それで飢えをしのぐことができた。
配給だけでは、人間は生きることはかなわないこともある。よりよい暮らしができないのである。社会主義だけでは、計画がよく失敗して、その度に、食料生産は行き詰まり、人は死ぬのである。資本主義は、それら者達を救うことができる。だから、資本主義のほうが優れている。
つまり、社会主義が崩壊した後に、資本主義が始まるのである。
まとめ
社会主義になったら、住居と医療がタダというのは偽りである。最下層もそれなりの暮らしができる、というのは間違いである。
社会主義では、党員と人民との格差は、天と地ほどにも開く。国家全体の富を独占する共産党という特権階級より金持ちはいない。その他は、何ももてない市民なのだ。資本主義を導入していない北朝鮮やキューバの貧困さは、社会主義の典型だ。
資本主義をやめて社会主義にすると、貧困層もよい暮らしができる、というのは嘘である。社会主義の配給よりも、資本主義国の生活保護のほうが、よいものをもらえる。
大野地震研究所 http://tasuku2013.web.fc2.com/world007.htm
震災9月17日説です。ギリシア・トルコ地震の後と判明しました。神奈川地震の後です。
本日の被害
やっと新田の悪質な犯行は止まったかのようにみえる。トマトの葉が毎日、少しずつ枯らされてゆく。一枚ずつ不自然に枯れる。葉がある箇所だけ不自然に枯れる。除草剤をまかれているのは明々白々だ。田畑に生えているトマトの葉のしおれ方と全く違う。
今日も目を刺された。目に赤い傷が小さくたくさんある。ストーカーは毎日、大店などでみかける。夜は噴霧剤と目への刺激電波だ。睡眠中に目を刺された。音声送信はある。
では