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 フランスのサルコジ前大統領(61)は22日、来年4~5月に行われる仏大統領選に再選を目指して立候補すると表明した。自らが率いる最大野党・共和党(中道右派)の大統領候補を決める11月の予備選に出馬する。

 2007~12年に大統領を務めたサルコジ氏は22日、自身のツイッターとフェイスブック上で24日発売の著書「フランスにすべてを」の一部を紹介。「私は2017年の大統領選の候補者になる決意をした。私には混乱に満ちた時代に戦いを率いる強さがある」「これからの5年間は危険とともに希望に満ちているだろう」と記した。

 党内からは政治経験の豊富なアラン・ジュペ元首相(71)が立候補を表明済み。このほか与党・社会党のオランド大統領(62)や、右翼・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首(48)も立候補するとみられる。AFP通信はサルコジ氏の側近の話として、同氏が選挙活動に注力するため党首を辞任すると伝えた。(ロンドン=渡辺志帆