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「ミニマリズム建築」で人気のInstagramアカウント7選
「#Minimalism」は、Instagramで大人気のハッシュタグだ。検索すると400万件以上の写真がヒットする。数多くのユーザーが余計なものを排除した美しい画像をアップしており、完璧な写真が並ぶフィードには大勢のフォロワーがついている。ミニマリズム建築をとらえる、7つの素晴らしいアカウントを紹介しよう。
TEXT BY JENNA GARRETT
TRANSLATION BY YASUKO ENDO/GALILEO
WIRED (US)
#labaule
Matthieu Venotさん(@legrandbazar)が投稿した写真 –
マチュー・ヴェノ(@legrandbazar)のフィードは、くっきりとしたラインやパステルカラー、まばゆいばかりの青空をとらえた画像でいっぱいだ。フランス西部ブレストに住むヴェノは独学で写真を学び、自分が住む街をもっとよく知るために地元の建物を写真に撮るようになった。いまでは、フランスの素晴らしさを写真に収めるべく国内各地を旅し、太陽の光に照らされたバルコニーや色とりどりの階段などを撮影している。
マット・クランプ(@mattcrump)は、鮮明な色、絵本作家ドクター・スース、画家のゴッホからインスピレーションを得ている。そのフィードはまるで、奇抜な建物やさんさんと降り注ぐ太陽の光が次々と現れる「蛍光色のプレイグラウンド」だ。クランプは、写真編集ソフトやInstagramのフィルターを駆使して、鮮烈な色彩を演出する。オリジナルのハッシュタグ「#candyminimal」を作成しており、17万人ものユーザーがクランプのスタイルをまねて撮影した写真をアップしている。
Abu Dhabi, 2013
Intentionally left blankさん(@massju)が投稿した写真 –
マティアス・ハイドリッヒ(@massju)の観察眼はとても鋭い。彼の手にかかれば、ありとあらゆる建物が、魅力的な形状、色、構造をもったものへと一変する。撮影技術を独学で習得した彼はベルリンで働いているが、韓国、ノルウェー、カナダなど世界各地でも撮影を行っている。
イグノという名で知られる写真家(@_ingo_1)は、自称「潔癖症」だ。フィードには、くっきりとした真っ白な建物やターコイズブルーの空、風変わりな形状をしたものなど、世界各地で撮影した写真があふれている。
シーカ・サード(@sshso)は、サウジアラビアの首都リヤドにある巨大かつ奇抜な建物を記録している。撮影に使っているのはiPhone 6のみ。被写体となるビルには困っていないようだ。
ベン・トマス(@b_e_n__t_h_o_m_a_s)は、思いもつかないような色を組み合わせて、ごく平凡な景観をコミックから切り取ったような街並みへと替えてしまう。トマスはまず、キヤノンのデジタル一眼レフカメラで撮影し、それから影を落として色をぐっと鮮やかに引き出し、まばゆいアクアブルーを生み出す。トマスは最新プロジェクト「Chroma II」で、ニューヨーク、ロンドン、バルセロナといった都市の風景をポップアートのように演出している。
イギリスのプリマスに住む23歳のイラストレーター、グレース・ウェイク(@gracewake)がアップしているのは、ちょっと変わった視点と、ピンクがかった繊細な色合いが絶妙にマッチした写真だ。質感と形状を遊び心たっぷりにとらえた写真は、建物全体をとらえずに、ユニークなディテールを切り取ったものが多い。
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