米軍 岩国基地に最新鋭の戦闘機F35B配備へ

米軍 岩国基地に最新鋭の戦闘機F35B配備へ
アメリカ軍が来年、山口県の岩国基地に最新鋭の戦闘機「F35B」、合わせて16機を配備することになり、国は22日、岩国市に計画を伝えました。実際に配備されればアメリカ本土以外では初めてとなります。
それによりますと、アメリカ軍はレーダーに探知されにくいステルス性能を備え、垂直で離着陸が可能な最新鋭の戦闘機「F35B」、合わせて16機を来年1月と8月に山口県の岩国基地に配備するということです。

22日、外務省の武井政務官と防衛省の宮澤政務官が岩国市役所を訪れ、福田市長に新たな配備計画を伝えました。基地周辺の騒音については、離陸後に市街地上空を避けて飛行するため影響は大きくないとしています。

福田市長は「初めて配備される機種でさまざまな不安要素がある。市民の不安を払拭(ふっしょく)できるか審査し最終的な判断をしたい」と述べ、騒音の影響や機体の安全性、それに、運用のしかたなどについて詳細な説明を求めました。

今回の配備計画を巡っては、中国や北朝鮮を念頭にアジア地域での軍備の増強を図るねらいがあるとみられていて、実際に配備されればアメリカ本土以外では初めてとなります。