8連続テレビ小説 とと姉ちゃん(122)「常子、子供たちの面倒をみる」 2016.08.23


(常子)大樹君?大樹君。
大樹君大丈夫?
(せき)熱いね。
(星野)ただいま。
常子です。
お邪魔してます。
常子さん?大樹!えっ一体…?風邪をひいていたようで熱があったんです。
えっ…。
でももうだいぶ下がりました。
そうですか…。
あ…勝手に上がってしまってすみません。
先ほどのお礼に伺ったら具合が悪そうでしたのでつい…。
こちらこそご迷惑をおかけしてしまってすみませんでした。
フフフ…。
もう少しだけこのままでもいいですか?僕はもちろん。
・「普段から」・「メイクしない君が」・「薄化粧した朝」・「始まりと終わりの狭間で」・「忘れぬ約束した」・「花束を君に贈ろう」・「愛しい人愛しい人」・「どんな言葉並べても」・「真実にはならないから」・「今日は贈ろう」・「涙色の花束を君に」・「涙色の花束を君に」ありがとうございました。
常子さんが来てくれなかったらどうなっていた事か…。
お一人だと大変ですよね。
そうですね。
あっどうぞ。
失礼します。
家政婦のなみさんが来てくれるのは午後からなので朝食の準備も一苦労です。
それに青葉にはお弁当を持たせないといけなくて。
お弁当も作るんですか?ええ。
毎朝仕事へ行く前に。
ありがとうございます。
それから大樹を送り出し青葉を幼稚園に連れていって会社に着くのはいつも始業時間ギリギリです。
すっかりお父さんですね。
もう必死ですよ。
頂きます。
どうぞ。
星野さんがお付けになったんですか?え?名前です。
大樹君は「大きな樹」だし青葉ちゃんは「青い葉」。
植物好きだった星野さんらしいなって。
大樹は…はい。
すくすくと育ちいつか誰かを支えられる人間になってほしいと思って付けました。
でも…青葉の名前は妻が。
奥様が?ええ。
妻も植物が好きな人だったんです。
出会って意気投合したのもその話題で盛り上がったからでして。
加奈子は菜の花のように周りを明るくするような人でした。
すてきな方だったんですね。
いや…出版社を作るなんてすごいですよね。
昔からこれと決めたら常子さんほど強い人はいません。
いえ。
私なんて怒られてばかりです。
社長なのに?はい。
編集長が敏腕なんですけど厳しい方で。
大変だ。
もう本当に…。
僕はただの会社員ですから気楽なもんです。
終業時間も早いですし。
でもその方がお子さんたちにとってはいいですよね。
ええそうなんです。
ただ来週からのふたつきが繁忙期なもので。
木曜の全体会議だけは抜けられないと思うので頭が痛いです。
でしたら夜はお子さんたちだけで?ええ。
かわいそうだとは思うんですがそうするしか…。
あの…ご迷惑でなければ星野さんがお帰りになられるまで私が顔出しましょうか?えっ?あっいやいやそんな…申し訳ないですよ。
今日の事だけでもご迷惑をおかけしたのに。
でも木曜だけですよね?ふたつきだけでしたらなんとか。
いやでも…。
星野さん。
今は一番にお子さんたちの事を考えましょう。
え〜それでは来週の木曜日ですから…10日。
はい。
仕事が終わり次第すぐに駆けつけます。
よろしくお願いします。
はい。
では。
はい。
かわいらしいですね。
ああ…桔梗です。
漢字だと木偏に「吉」「更に」となり縁起がいいと戦国武将も好んで家紋に使ったんです。
あ〜桔梗の根は古くからせき止めなどに使われていましてうちの会社で扱っている薬も桔梗の根の成分を…。
フフフ…。
えっ?星野さんお変わりありませんね。
植物のお話になると真剣な顔になってバ〜ッて。
恥ずかしいな。
そんな事ないです。
昔の星野さんのままで私はうれしかったです。
僕もです。
常子さんが昔のままで。
本当にお世話になりました。
いえ。
では失礼します。
おやすみなさい。
おやすみなさい。

(美子)15年ぶりだと話が尽きませんよね?
(君子)えっ?とと姉ちゃんです。
菓子折を持っていっただけなのにもうこんな時間。
星野さんとのおしゃべりに花が咲いてるのかなあって。
そうかもしれないわね。
そういえばまり姉ちゃんがとと姉ちゃん昔星野さんと交際してたんじゃないかって言ったんです。
鞠子が?はい。
私もとと姉ちゃんはお慕いしていたと思いますが交際まではなぁ…。
あっでもせっかく再会できたんだから今からでも2人がうまくいけばいいなって思うんです。
(戸が開く音)ただいま帰りました。
とと姉ちゃん。
お帰りなさい。
とと姉ちゃん。
あ…ちょっと待って待って。
はいはいはい。
ん?ん?座って。
どうだった?どうってまあ…お子さんとかお仕事の話をして…。
でもやっぱり男手一つでお子さんを2人育てるのは大変みたいです。
そうだ。
玄関に桔梗が飾ってあってね。
うん?星野さん昔と同じように植物がお好きみたいでちっとも変わってなかったわ。
カバン置いてきます。
変わってなかったんだ…。

試験する事2か月この日トースターの商品試験は最終日を迎えました

(扇田)終わった…。
皆さん。
1年分1,460枚全て焼き終わりました!
(拍手)お疲れさま。
お疲れさまでした。
お疲れさまです。
(寿美子)では試験表を集めます!
(一同)はい!ご苦労さま!ご苦労さまでした。
長かったなあ…。
試験結果はそろいました。
(島倉)1年分焼いてみて問題なしのトースターはなし。
こんな結果になるとはなあ…。
(寿美子)チューブ電器とかちとせ製作所みたいな危険性のあるものについても正しく伝えないと。
本木さんは最後の結果を写真に収めて下さい。
花山さんは早速原稿をお願いします。
(花山)分かった。
では皆さん最後までよろしくお願いします!
(一同)はい!
(緑)失礼します。
(緑)本当大丈夫かしら…。
ん?花山さん原稿まだ白紙だったから。
(扇田)1行も書いてないんですか?ええ。
(松永)まさか遊んでたりして…。
そりゃ簡単には書けませんよ。
この試験結果じゃどのトースターも酷評する事になると思います。
花山さんは毎号毎号1行1行全身全霊をかけて雑誌を作ってるじゃないですか。
それと同じようにメーカーの方が思いを込めて作った製品を批判しなくてはいけないのは相当な覚悟が必要ですよ。

その日花山がペンをとったのは夜も更けた頃でした

常子は花山に寄り添うように遅くまで残っておりました
「あさイチ」ですまずは、ニュースをお伝えします2016/08/23(火) 08:00〜08:15
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 とと姉ちゃん(122)「常子、子供たちの面倒をみる」[解][字][デ]

忙しくて子どもの面倒を見ることができない星野(坂口健太郎)のため、常子(高畑充希)は週に一度の手伝いを申し出る。一方トースターの商品試験は最終段階を迎えるが…。

詳細情報
番組内容
常子(高畑充希)が星野(坂口健太郎)の家を訪れると、息子の大樹(荒井雄斗)が熱を出して寝込んでいた。男手一つで大樹と娘の青葉(白鳥玉季)を育てている星野だが、来月会社がさらに繁忙し、週に一度どうしても帰宅が遅くなるのだという。常子は、その日だけ子どもたちを任せてもらえないかと申し出る。そんな折、数か月に及ぶトースターの商品試験は最終日を迎える。その結果に、花山(唐沢寿明)は思わず沈黙してしまう…。
出演者
【出演】高畑充希,木村多江,杉咲花,坂口健太郎,伊藤淳史,唐沢寿明,【語り】檀ふみ
原作・脚本
【作】西田征史
音楽
【音楽】遠藤浩二

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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