「なんでもやりたい!」という好奇心旺盛なタイプのぼくは、とにかく興味を持ったことに飛び込んでいって、あれもこれもやろうとしちゃうんですよね。
しかし不器用なぼくはどれも手が回らなくなってきて、その結果すべてが中途半端になったり、どれも成果が出なかったりします。
しかしそんな不器用なぼくでも、最近は中途半端にならず、結果を出そうと思ったら出せるようになってきました。その秘訣を教えます。
好奇心旺盛タイプの罠
まず僕みたいな好奇心旺盛(のクセに不器用な)タイプはとりあえずやってみることには長けています。気になったことにはトコトン手をつけてみるんですね。
で、「あ、違った」とか「これはいいかも」みたいに振り分けていくのですが、この「これはいいかも」が溜まっていくとやりたいことがドンドン増えていったりします。
しかしどうしても1日は24時間しかありませんし、どんなに動き回っても身体は1つです。当然やりたいことが増えていくごとに自分の中のキャパが減っていくんですね。
すると次第に「あれ?やりたいことはたくさんあるのに、やる時間がないぞ?」となっていき、思い通りに進まないことにイライラしてきて、結局すべてが中途半端になったり、手が回らなくなります。これは何度も経験しました。
そして「うおおおおお」と唸って爆発するのが僕なわけです。わかりますかこれ。完全なる自爆ってやつです(笑)
勝手にやること増やして、時間も技量も足りなくなって、勝手にイライラして、みずから爆発するという茶番。マルマイン状態。これを回避する第一ステップはこれ。
自分のキャパを把握する
まずは自分のキャパシティーを把握しましょう。たとえば僕なんかはとても不器用で、一度にマックス2つのことしか進められません。
いま僕はざっくりカテゴライズすると
整体・ブログ・デザイン・イベント主催・ぺーたーず・BAR・遊び、というような活動や仕事をしているのですが、これを同時にすべてやっているわけじゃありません。
先月なんかはデザインとBARに注力していたため、ブログの更新がほとんど出来ませんでしたし、今月はブログとぺーたーずに注力しているのでガンガンブログを書けています。
今いろいろやっている中でも上手く回っているのですが、これは僕が「自分は2つまでしか集中できない」と自分のキャパを自覚しているからなんですね。これを自分で知っていることがめちゃくちゃ大事。
よくやりがちなのが「自分はまだまだだ」と無理やりにキャパを広げようとしたり、「自分はダメだなあ」と複数のことを同時進行できない自分を責めること。これは自分を精神的に追い詰めることになるので、過度にやりすぎると自分を自分で潰してしまいます。(経験済)
今の自分がどのくらいのキャパがあるのかを、自分でしっかり把握しましょう。
「やってみること」は悪いことじゃない
あとキャパオーバーを繰り返して何度も自爆を経験すると、新しいことを始めるのを躊躇するようになります。失敗から学ぶんですね。
フットワークが重くなって「どうせやっても中途半端になるし…」と踏み出せなくなります。
しかし問題はそこではないんです。
「やってみること」というのはチャレンジの回数が多い分、たくさんの失敗を生みます。
この「失敗」ってのがめちゃくちゃ良いもので、ようは教材なんですよね。「ああ、これは自分に向いてないのね」とか「こうゆうのはダメなのか」というようにそこから学べばいいだけなんです。出来なくていちいち落ち込む必要はないんですね。
これを真に受けて一喜一憂しちゃうから次に進めなくなるだけで、失敗を悪いことだと思わずにスパッとわりきって、そこから学んで、活かせばいいだけ。
それを続けていると「あ、これは自分に合ってるかも」みたいなものが見つかります。それがぼくにとってのブログでした。だから好奇心は止めずに、ドンドンやってみましょう。
「選択と集中」をする
最後に好奇心旺盛だけどすべて中途半端になりがちな人が結果を出すために大切なマインドを教えます。
それは選択と集中をすること。
人の出力は限られています。あなたが何かに注力できるエネルギー量が100%だとしたら、3つのことを同時にやろうとした時点で、1つのことに注げるエネルギーは3分の1、つまり33%になるわけです。
分散してしまってはもったいないんですよね。それが中途半端になってしまう原因でもあります。
だからまず自分のキャパを把握して、期間を決めて、その期間にやることを決める。
ぼくはこれを月単位で決めています。
「自分は2つのことしかできないから、今月は○○と○○をやろう」ってな感じ。こうすることでそのコトにしっかりとエネルギーを注げるので結果が出やすいですし、中途半端にならずにやり切ることができます。
そしてその2つを期間内やり切ったら、次のことをすればいいだけなんです。やり切って結果が出ないのならば、もうそれは向いてないのでスパッとやめればいいですし、やり切ることで「向いてる・向いてない」の判断ができて次に進めます。
選択と集中。ぜひやってみてください。
まとめ
誰しも向いてることと、向いてないことがあります。出来ないことは出来ないし、出来ることは出来るんです。
だからとにかく好奇心に身を任せてやってみること。そしてキャパの範囲内でいくつかをチョイスして、期間を決めてそこに全力を注ぐこと。
いろんなものに手を付けるのが悪いんじゃなくて、「今はこの時期」みたいなものをしっかり決めて、いろんなことをやりながらもその中で「選択と集中」をしていく。
— しみ (@shimi_yurutabi) 2016年8月14日
器用な人はいいけれど、そうじゃない場合「すべて同時進行」が一番よくなくて、出力の分散は抑えたほうが結果的にすべてに手が回る。
すべての愛すべき好奇心旺盛なアホ野郎たちへ。