【リオデジャネイロ=天野健作】2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長が、リオデジャネイロ五輪閉幕から一夜明けた22日朝(日本時間同日夜)、リオのPR施設「ジャパンハウス」で報道陣の取材に応じ、「ブラジルのパッション(情熱)を感じた大会だった。ここで学んだことを分析し(東京五輪の)準備に生かす」と総括した。
閉会式で、安倍晋三首相がマリオにふんして巨大な土管から飛び出してくる演出が話題になったことについては、組織委の森喜朗会長が「日本、東京を発信しPRする最も適任者」として、首相に発案し快諾してもらったことを明らかにした。
組織委はリオに約180人の職員を派遣し、五輪開催都市向けの研修プログラムに参加。武藤氏は東京の課題として、セキュリティーや観客の移送、道路標識の整備などを挙げ、「日本の皆様がわくわくするような盛り上げをどうやってやっていくかがわれわれの課題だ」と述べた。
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