滋賀・栗東元市議が党会費など私的流用 全額を返納
滋賀県栗東市議会の三浦悟・元市議(56)が、所属していた団体や政党支部の会費の一部計約30万円を私的に流用していたことが22日、京都新聞の取材で分かった。
関係者などによると、三浦元市議は2012年~15年に自衛隊の育成と激励などを行う団体「滋賀県防衛協会」の栗東支部の会計を担当した際、会費の一部約20万円を流用。14、15年には所属していた自民党金勝(こんぜ)支部で会計を担当し、党員が納める年会費の一部約10万円を使い込んだとしている。
同協会の総会などで会計が合わないことが判明した。三浦元市議は全額を返済し、所属する市議会会派の議員や関係者に謝罪したという。京都新聞の取材に対し、三浦元市議は流用を認めた上で、当時、脳梗塞を患い記憶に障害があったため、「何に使用したか覚えていない」としている。
三浦元市議は健康上の不安を理由に議員の辞職願を提出し、今月12日に許可された。
【 2016年08月23日 08時32分 】