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新入社員意識調査・特徴とタイプ

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新入社員意識調査・特徴とタイプ

  日本生産性本部では、新入社員を対象に就労意識をテーマとする調査を長年にわたって実施し、その年ごとの新入社員の特徴やデータの経年変化を発表してきました。また2003年以降、現代コミュニケーション・センターより新入社員のタイプ命名を引き継ぎ、毎年3月に発表しています。

■新入社員の特徴とタイプ(毎年3月発表)

  学識経験者などで構成される当本部「職業のあり方研究会」では多くの企業・学校などの就職・採用担当者の協力を得て、その年の新卒入職者の特徴や就職・採用環境の動向などについて調査研究を実施し、命名を行っています。平成28年(2016年)度新入社員の特徴とタイプは以下のとおりです。
  • 平成28年度 新入社員のタイプは「ドローン型」
      強い風(就職活動日程や経済状況などのめまぐるしい変化)にあおられたが、なんとか自律飛行を保ち、目標地点に着地(希望の内定を確保)できた者が多かった。さらなる技術革新(スキルアップ)によって、様々な場面での貢献が期待できる。内外ともに社会の転換期にあるため、世界を広く俯瞰できるようになってほしい。なお夜間飛行(深夜残業)や目視外飛行は規制されており、ルールを守った運用や使用者の技量(ワークライフバランスへの配慮や適性の見極め)も必要。
  • 平成28年入社組の就職活動の特徴 
      今年も新卒の採用に積極的な企業が目立ち、「大学等の卒業予定者の就職内定率状況調査」(12月1日時点、厚生労働省・文部科学省)では内定率が昨年の80.3%とほぼ同等の80.4%であった。リーマンショック前の水準に近づいており、いわゆる第二次就職氷河期はほぼ終息したと考えられる。今年度は就職活動のスケジュールが変更(3月情報解禁、8月選考開始)になったが、ルールが守られないケースも多数見られ、企業と学生の双方に混乱を招いた。早期に内定を出し、就職活動を終了するよう求める「オワハラ(就職活動終われハラスメント)」などという現象もあった。
      採用状況が活発だったかどうかは新入社員の意識に大きな影響を与えるため、当財団で実施している新入社員意識調査(「働くことの意識」調査)の結果も注目される。
  • 「ドローン型」について
      姿勢を自動制御する機能が進歩したため、特別な専門家でなくても扱え、広く普及し始めたドローン。しかしながら、その飛行は風にあおられると、いささか心もとなく見える時もある。今後の普及や定着を考えると、さらなる技術革新(本人のスキルアップ)が必要だ。東京オリンピックを迎える頃には情報収集、映像制作、警備、輸送など様々な場面で活用が見込まれる。転換期にある社会の中で、世界を広く俯瞰できるよう高く飛び立ってほしい。
      一方、使用者(上司や先輩)の操縦ミスや使用法の誤りによって、機体を傷つけてしまったり、紛失(早期離職)の恐れもある。また、多くのものは充電式なので、長時間の酷使には耐えない。夜間飛行の禁止や目視できる範囲で操縦しなければならないルールもあるため、当然のことながらルールを守った運用や一定の技量(ワークライフバランスへの配慮や適性の見極め)も要求される。
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■新入社員 春の意識調査

  本調査は毎年春に実施する日本生産性本部 経営開発部主催の新入社員教育プログラム等への参加者を対象に行っています。27回目となった2016年度の結果概要は以下のとおりです。
  • 【過去最高】これからの社会人生活が不安だ 52.4%
  • 【過去最高】残業が少なく、自分の時間が持てる職場がよい 74.7%
  • 【過去最高】年功序列での昇格を望む割合 42.3%
  • 【過去最高】良心に反する手段で進めるように指示された仕事であっても従う 45.2%
  • 【質問新設】インターンシップ制度で実習した会社に就職した割合 27.0%
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■新入社員「働くことの意識」調査(毎年6〜7月発表)

  当本部「職業のあり方研究会」と社団法人 日本経済青年協議会は、新入社員を対象に「働くことの意識」調査を実施しています。本調査は昭和44年度より毎年実施しており、この種の調査ではわが国で最も歴史のあるものです。48回目となった2016年度の結果概要は以下のとおりです。
  • 「働く目的」では「楽しい生活をしたい」が増加(昨年度37.0%→41.7%)し、過去最高を更新した。「自分の能力をためす」は(昨年度13.4%→12.4%)過去最低を更新。「社会のために役立ちたい」も3.2ポイント低下(昨年度12.5%→9.3%)。
  • 「人並み以上に働きたいか」では「人並みで十分」が昨年度よりさらに増加(昨年度53.5%→58.3%)して過去最高を更新するとともに、「人並み以上に働きたい」(昨年度38.8%→34.2%)を24.1ポイント上回り、両者の差も過去最大となった。
  • 「デートか残業か」では、「残業」(昨年度80.8%→76.9%)「デート」(昨年度19.0%→22.6%)と、プライベートの生活よりも仕事を優先する傾向があるが、ここ数年は「デート派」が増加している。
  • 「会社の選択理由」では、「能力・個性をいかせる」が増加し、今年もトップ(昨年度30.9%→33.2%)だった。「仕事が面白いから」は減少し(昨年度19.2%→17.3%)、5年連続で減少した(平成23年度26.8%)。
  • 「どのポストまで昇進したいか」では、10年前(平成18年度)と比べ「社長」「専門職」とも減っている(社長17.8→10.8%。専門職26.4→17.8%)。女性を見ると「課長+係長+主任班長」が増え(18.9%→30.8%)、昇進志向が高まっている一方で「役職に付きたくない+どうでもよい」も増加(25.5→29.6%)し、二極分化傾向が見られる。
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■新入社員 秋の意識調査(毎年12月発表)

  本調査は新入社員の入社半年後の意識変化の調査を目的に、毎年秋に実施する日本生産性本部 経営開発部主催の新入社員教育プログラム等への参加者を対象に行っています。24回目となった2014年度の結果概要は以下のとおりです。
  • 【新設問】女性新入社員「あなたは管理職になりたいですか」という設問に対し、72.8%が「なりたくない」と回答
  • 【新設問】管理職になりたくない理由を問う設問において、男女共に最も多い回答は「自分の自由な時間を持ちたい」
  • 【男性新入社員の7 割】男性新入社員「子供が生まれたときには、育児休暇を取得したい」という設問に対し、「そう思う」とする回答(70.0%)
  • 【直近10 年間で最高】「条件の良い会社があれば、さっさと移るほうが得だ」という設問に対し、「そう思う」とする回答(45.3%)
  • 【7 割超える】「残業が少なく、平日でも自分の時間を持て、趣味などに時間が使える職場」を好むとの回答(70.1%)
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