ちょっと前にMediumに音声認識に関する記事を書いてから、すごく音声認識の利用頻度が上がってきてます。
それ以降、いろんなことで音声認識を試してみているんですが、一番便利さを実感しているのが、iPhoneでメモを残すときに音声認識を使う、ってパターンでした。
メモなんていうちょっとした文章くらい、フリック入力で十分早いやん、てことを思ってたりもしてたんですが、これが結構というか全然違ったんですよねぇ。
音声認識なら「文章」をメモできる
例えばこれが、この記事を書く時用のサンプルとして試しにちょっと音声認識で書いてみた文章。
(メモにはほぼずーっとFastEverを使い続けてます。最近はウィジェット登録してそこから起動することが多い)
見やすくするために「改行」とか「まる」とか口頭で喋ったりもしたんですが、それ以外はいわゆる「一発録り」で、一気に喋って書いたもの。
喋って書いたとか日本語が変ですが、でもやっぱり喋って書いた文章です。
個人的に、さすがにこのくらいの長さのものをフリック入力で入力しようとすると、ちょっと辛いです。
ていうか、パソコンのキーボードですらちょっと面倒に感じるレベルで、さすがに「メモ」って気分で記録できるものではないイメージです。
が、このくらい「しゃべる」のは余裕。
まともにちゃんと体裁が整った文章を「喋る」のは結構難しいけど、前後のつながりとか特に意識せず、思いついたことを思いつくままに喋ったものがこのくらいのレベルで「書ける」のであれば、メモとしては十分すぎるレベル。
そして同時に、メモとしても情報量が多いので、そのメモを有効に利用できる頻度も高くなってきております。
さすがにまだ人が多い街中で音声認識でメモを取るのは、人からの目線的にも、ノイズの多さ的にもちゃんと実験はしていないんですが、少なくとも自宅での音声メモの利用頻度は非常に増えてきてるし、その便利さは実感しまくっています。
参考書籍
ちなみに、こんなことを実践するきっかけはこの本の紹介記事を読んだところからでした。
速いプロライターはすでに始めている。野口悠紀雄『話すだけで書ける究極の文章法』 – エキレビ!(1/3)
正直なところ、この本の意見の半分くらいは全然同意できないし、半分以上は特に読む価値を感じずほぼ流し読みになってしまってたりするわけですが、それでも「音声認識で文章を書く」という行為について考えるきっかけになったのは実にありがたいことでした。
iPhoneとかMac(他は試してない)の音声認識とかSiriとか、本当に「実用的」レベルにすごい便利なことになってきているので、端末が手元にあるのならば、一度一切に試してみることをすごくオススメいたします。