岸田外相 中国に尖閣周辺の領海侵入で自制促す考え
岸田外務大臣は、23日、東京で開かれる日中韓3か国の外相会議に合わせて中国の王毅外相と個別に会談し、沖縄県の尖閣諸島周辺で中国当局の船が領海侵入を繰り返していることに直接抗議し自制を促したい考えで、対話を重ね、粘り強く関係改善を図る方針です。
日本と中国、韓国の3か国による外相会議は、24日、東京で開かれ、外務省はこれに合わせて、日中、日韓の個別の外相会談も調整しています。
このうち、就任後初めて日本を訪問する中国の王毅外相との会談で、岸田外務大臣は、沖縄県の尖閣諸島周辺で中国当局の船が領海侵入を繰り返していることに直接抗議し、自制を促したい考えです。また、南シナ海をめぐる問題でも国際法を順守する重要性を指摘したいとしています。
岸田大臣は、22日、記者団に対し、「2国間における懸案事項は、2国間の外相会談で取り上げたい。日本の考えや立場について明確に直接伝えたい」と述べました。
ただ、中国外務省の報道官は「今回の訪日は、日本の求めに応じて多国間の会議に参加するためで、日本との2国間の枠組みとは何の関係もない」と強調し、日本側をけん制しています。
外務省幹部は「懸案があっても、対話を通じて一致点を見つけていきたい」と話していて、日本側としては政治レベルの対話を重ね、粘り強く関係改善を図る方針です。
このうち、就任後初めて日本を訪問する中国の王毅外相との会談で、岸田外務大臣は、沖縄県の尖閣諸島周辺で中国当局の船が領海侵入を繰り返していることに直接抗議し、自制を促したい考えです。また、南シナ海をめぐる問題でも国際法を順守する重要性を指摘したいとしています。
岸田大臣は、22日、記者団に対し、「2国間における懸案事項は、2国間の外相会談で取り上げたい。日本の考えや立場について明確に直接伝えたい」と述べました。
ただ、中国外務省の報道官は「今回の訪日は、日本の求めに応じて多国間の会議に参加するためで、日本との2国間の枠組みとは何の関係もない」と強調し、日本側をけん制しています。
外務省幹部は「懸案があっても、対話を通じて一致点を見つけていきたい」と話していて、日本側としては政治レベルの対話を重ね、粘り強く関係改善を図る方針です。