平和祈り鐘響かす　大津の寺院や教会

鐘を鳴らし、平和への祈りをささげる子どもら（大津市・石山寺）

　終戦から７１年を迎えた１５日、大津市内の寺院や教会などで、戦没者の冥福と平和を祈る鐘が一斉に鳴らされた。市民は静かに手を合わせ、戦争のない世界への願いを新たにした。

　同市の石山寺では鐘楼前に地元自治会や同市遺族会員ら約１００人が集まり、正午に合わせて同寺の鷲尾龍妙副座主や越直美大津市長らが鐘を突いた。同市の少年サッカーチームや剣道教室の子どもたちも鐘の音を境内に響かせ、祈りをささげた。

　家族で鐘を突いた同市一里山３丁目の会社員藤野佑さん（２３）は「世界情勢やその中の日本の立場を知ることが大切。平和が続くようにしていかないといけない」と話した。

【 2016年08月15日 23時16分 】