2016年8月17日23時38分
長崎県庁に7月下旬、県内の小中学校の爆破を予告するメールが届いたことを受け、北九州市は8月9日の長崎原爆の日に長崎市に派遣した市民が被爆者の体験談を聞く行事を中止した。予告された日程は10~11日だったが、「参加者の安全を第一に考え大事を取って中止した」という。
北九州市によると、市の平和派遣事業に参加した小中学生と保護者270人が9日にバスで長崎市へ向かい、市内のホールで平和祈念式典の中継に参加した。午後は市立城山小学校で被爆者の講話を聞く予定だったが、メールを受けて長崎県教委が県内の小中学校に10~11日の校内活動の自粛を呼びかけたと聞き、この行事を中止。長崎原爆資料館や爆心地公園などの見学時間を延ばして調整した。
これとは別に、長崎市であった青少年ピースフォーラムに参加するため、北九州市内の小学生から高校生15人を8~10日に長崎市に派遣していたが、10日に城山小などで予定していた被爆者の講話を聞く日程も取りやめた。
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朝日新聞社会部
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