15日、終戦71年追悼式

継承に課題、問われる平和 

 終戦から71年となる15日、政府主催の全国戦没者追悼式が東京都千代田区の日本武道館で開かれる。天皇、皇后両陛下や安倍晋三首相をはじめ、約5千人の戦没者遺族が参列し、先の大戦で犠牲となった約310万人を悼む。

 集団的自衛権の行使を可能にした安全保障関連法の本格運用や、衆参両院の憲法審査会での改憲論議加速化が見込まれ、戦争体験の継承や平和の在り方が改めて問われる中での追悼式となる。

 追悼式では正午に参列者全員で黙とう。8日にビデオメッセージで生前退位の実現に強い思いを示された天皇陛下のお言葉に続き、遺族代表が追悼の辞を述べ、参列者が献花する。

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