【宜野湾】沖縄国際大学に米軍CH53D大型輸送ヘリコプターが墜落した事故から13日で12年が経過した。同大は同日午後、墜落現場モニュメント前で「普天間基地の閉鎖を求め、平和の尊さを語りつぐ集い」を主催し、飛行場の即時閉鎖・撤去を訴えた。教職員や学生、地域住民ら約80人が参加した。集いの名称に「閉鎖」を盛り込むのは初めて。
前津栄健学長は今年4月の米軍属女性暴行殺人事件に触れ、「米軍基地があるが故の危険性は周知の事実だ。普天間基地の撤去は県民の誰もが強く望んでいる」と述べた。
学生を代表し名嘉一心さん(20)と城間愛里さん(21)があいさつ。名嘉さんは「ただ平和に、安心して生きていきたいという意思を表示しなくてはならない」と力を込めた。学生が事故の被害者や目撃者の証言を朗読するライブや写真展も催された。