22日、株式会社リプロエージェントの代表でコラムニストとしても活躍する勝部元気氏が自身のTwitter上で、リオ五輪閉会式で公開された東京五輪PR動画に苦言を呈した。

リオ五輪の閉会式会場で公開された動画は、渋谷のスクランブル交差点にたたずむ制服姿の女子高生がバク転を決めた後、漫画「キャプテン翼」やゲーム「パックマン」などのキャラクター、北島康介らかつての金メダリストからボールを預かった安倍晋三首相がスーパーマリオに扮し、地球の反対側に位置するブラジルまで土管を使ってたどり着くという内容のものだった

このPR動画が国内外を沸かす中、勝部氏は「リオ五輪の閉会式における日本のプレゼンムービーが本当にヒドイ」と切り出し、制服姿の女子高生を冒頭に起用したことに対して、「『制服JKを性的アイコンにしています〜!』と世界に向けて堂々とアピールやらかしました」と苦言を呈したのだ。
勝部氏は続けて、「官公庁のポスターでも企業のCMでも、ひいては五輪の引き継ぎ式に至るまで、日本は制服姿の女子高校生ばかり」と指摘し、「日本にあるのは『JK文化』じゃなくて、『JK性的アイコン文化』の間違いですね」と揶揄している。
さらに勝部氏は、「官公庁のポスターや企業のCMでなぜ制服姿の女子高校生を起用するのか?」との問いを立てると、それが「『清廉されたイメージを持たせたいから』らしい」と明かす。

勝部氏は、制服姿の女子高生とそうした「清廉されたイメージ」と結びつける向きを疑問視し、「己の脳内で勝手に清廉性を求めているだけでしょうに。気持ち悪いおっさんの性癖が堂々と公の場でばらまかれるジャパン」と手厳しく批判している。
このような勝部氏の意見に対し、他のTwitterユーザーから多くの反論が飛んだようだ。

勝部氏は自身の投稿を引用しつつ、「この投稿に対して『制服JK=性的に見えるほうがおかしいw』という類のクソリプが台風の如く届く」と報告。「清楚という一見性的なイメージとは反対のイメージを持って押し付けることも性癖」だと断言し、「性的なことと自覚できないのがまさにジャパンって感じ」だと応戦している。
【関連動画】
閉会式【見逃し】 ※PR動画は1:58:13〜

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