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　宮崎市の路上で男性が殺害された事件に絡み、現場で男性の知人に暴行を加えたとして、宮崎県警は２２日、指定暴力団神戸山口組系組幹部の男２人を暴力法違反（集団的暴行）の疑いで逮捕し、発表した。現場には他にも同組関係者ら数人がいたとみられ、県警は殺害との関連も調べる。

　県警によると、逮捕されたのはいずれも職業不詳で同組会長の谷口健（４４）＝宮崎市新城町＝と同組幹部の藤野悟（さとし）（３５）＝同市田代町＝の両容疑者。２人の逮捕容疑は１９日午前０時５０分ごろ、同市田代町の路上で複数の男と共謀し、県内在住の３０～４０代の男性２人に対し顔や胸を殴るなどの暴行を加えたというもの。県警は認否を明らかにしていない。２人は２２日、宮崎北署に出頭したという。現場から立ち去った数人についても同容疑で行方を追っている。

　現場では同じころ、宮崎市の指定暴力団山口組系暴力団の元組員で宮城県岩沼市桑原３丁目のとび土工解体業、本田真一さん（４３）が複数の男らから暴行を受け、出血性ショックで死亡した。県警は本田さんに対する暴行についても谷口容疑者らから事情を聴く。