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ITpro編集長日記 日経コンピュータ

米国で感じたUberのうまさとポケモンGOの広がり

2016/08/22
中村 建助=日経コンピュータ (筆者執筆記事一覧

 夏休みに米国旅行に行ってきました。感じたのはUberの仕掛けのうまさとポケモンGOの広がりです。

 改めて米国ではUberの便利さを感じました。実際、空港からホテル、ホテルから観光地やショッピングモールへの往復、あるいは観光地から観光地、レストランからホテルまで、移動はほとんどUberです。時速90キロほどで20~30分移動しても、料金は十数ドル。アプリの使い方さえ知っていれば、英語でコミュニケーションを取る必要もほとんどありません。海外の楽しみ方が一気に広がる印象です。

 使っていて感じたのがUberの気配りというのでしょうか、仕掛けとしてのうまさでした。気が付かないうちに、ドライバー、顧客の双方にとってのリスクを下げている、と言えばいいでしょうか。

 Uberのドライバーは目的地に着くと、客である私に電話をかけてくるのですが、着信番号はウーバーの番号です。当然ですが、ドライバーと私はお互いのスマートフォンの電話番号を知ることはありません。支払いはドライバーを呼んだ時点で済ませていますから、現金は不要です。

 この時、ドライバーと顧客は個人情報をUberに知らせますから、素性は知らせていない初対面同志であっても、安心できる面があります。顧客はもちろん、身元不明の乗客による強盗のリスクが下がるドライバーにとってのメリットも大きいでしょう。

 ポケモンGOの広がりも強く感じました。初期のブームは過ぎたのではないかと思うのですが夜、ホテルの前を、スマホを手に持って歩いていくポケモンGOのプレイヤーを何人も見かけました。治安は良さそうな場所ではありましたが、米国で夜道をこれほど人間が歩く光景は見た記憶がありません。一人歩きの女性もいたほどです。

 あるレストランでは、入り口で店員から「No Pokemon」と言われました。実は冗談で、すぐに「いくらでもやってもらっていい」と笑いながら続けられたのですが、その店は、店内で食事しながらポケモンを集めることができます。こんな冗談を言われるほど浸透しているのかと思わされました(関連記事:サンフランシスコをポケモンGOプレーヤーが埋めた夜)。

 テクノロジーは今も世界を変えています。

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