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男が育休を取ったら気づけたこと

男が育休を取ったら気づけた育児の楽しさ・苦労・コツを感ずるままに書き綴ります。



20代から10年で5,000万円貯めるには⁉️⑤ 〜食費を減らす〜

仕事の本質・お金の本質

食費にどの程度使っているか?

記事「20代から10年で5,000万円貯めるには⁉️④ 〜支出を減らす〜」では、支出の減らし方についての概要を記載した。

今回は、その中でもインパクトの大きい「食費」の減らし方について述べたいと思う。

よく人生という長いタームにおいての三大支出といえば、

が挙げられるが、こと20代においては、「食費」と「住居費」が大きなウェイトを占めるのではないだろうか。

自分が20代の頃を例にとっても、「食費」「住居費」が手取額の大部分を占めていた。「食費」についていえば、朝食はコンビニでサンドイッチやおにぎり・コーヒーを買うだけでも500円近くかかる。昼食は勤務地近くの飲食店で定食を食べると1000円近くかかってしまう。さらに丸の内近辺だと一番安くてもカレー1000円だったので、さらにかかっていた…。夕食もコンビニ弁当と缶ビールを買うと1000円になる。一番家計を逼迫させていたのは、飲み会であり、安くても1回3000円はかかる。それも週2回程度飲みに行っていたのでタチが悪い…(ー ー;) 

ざっとではあるが、

  • 朝食:500円×30日=15000円
  • 昼食:1000円×30日=30000円
  • 夕食:1000円×22日+3000円×8日=46000円

〆て合計:91000円ものお金を食費に費やしていたのだ。手取額が20万円だとしたら、約半分を「食費」に使っていた計算になる…(ー ー;)

でも、これって、首都圏で仕事をする一人暮らし男性の平均的な食生活だとも思える。

そして「住居」もそうだが、手取り収入が増えれば増えるほど、高いものを食べ、ご馳走し、手取り収入と比例して「食費」が上がっている20代が多いのだ…。

まず、これを改めなければならない。

 

食費の減らし方

では、どのようにして「食費」を減らすのだろうか?

これは、結構簡単で、当たり前とも言える。

 

自炊をするのだ!

 

スーパーで食材を買い、自分で作るのだ。これは簡単であって、多くの家庭では普通に実践している。夫婦それぞれが、好きなものを外食していたのでは、家計は成り立たなくなるからだ。

では、なぜできないのか?

それは、単に重要視していないからだ。家庭持ちのように、家族が増えるたびに住居費が高くなったり、子どもの養育費・教育費で家計を切迫されることもないから、20代の一人暮らしは入った収入だけ使ってしまうだけなのである。

これを改め、「食費」はいくらまで、と固定費化してしまうことをおススメする。

 

どれだけ食費は減らせる?

では、どれくらいかというと、自炊をきちんとすれば、一食あたり100円〜200円で十分となるだろう。米を買い、食パンを買い、野菜を買い、肉を買い、簡単に炒めるなどだけでも、十分な食事となる。もちろん外食と比較すると健康的でもあるのだ。

普段自販機で買っている缶コーヒーなどもやめ、インスタントコーヒーを沸かし、水筒に入れ、会社に持参する。これだけでも大きく支出を減らすことができる。

上記の私の例と比較すると、一食あたり100円で済ませれば、100円×1日3食×30日=月あたり9000円の食費となる。1日200円だとしても、18000円だ。これで、食費は十分の1の支出に抑えることができるのだ。その差は月あたり82000円、年間でいうと984000円となり、100万円近くお金を貯めたことになる。

加えて言うと、スーパーの特売をうまく使えば更に食費は抑えられる。スーパーで見る「広告の品」は概ねいつもの半値くらいになっていることが多い。そして更に更に言うと、スーパーの会員などになれば、2%割引などを行っているところも多い。たかが2%と思うかもしれないが、今日本企業において月額報酬の年間上昇率は、一部上場企業平均でも2%強程度だ。中小企業においては、ほぼ横ばいと言っていい。それだけ2%報酬を上げることは難しいのだが、食費で言えば会員カードを作るだけで、2%支出を抑えることができるのだ。西友などならクレジットカードを作らなければならないものの、5%OFFなんて破格なこともやっている。

なぜ、「広告の品」や「会員カード」をオススメするかというと、品質を変えずに支出を減らすことができるからだ。いくら支出を抑えたいと言っても、やはり「食」に関わることは、品質を抑えると健康を害し多大な医療費を支出するというリスクを抱えることになる。まれに、特売の即席麺ばかりを食べ食費を抑えている方を見受けるが、やはりそれではいずれ健康を害してしまうだろう…。

そして「お酒」などが好きな食べ物がある方は、あまり無理に抑えることも避けたほうがいいと思う。要は各人において、人生で何にお金を使いたいかが重要であって、お金のために大好きなお酒などを断つということは、人生の楽しみを失い、それはそれで本末転倒になるからだ。これは好物がチョコレートであっても、ケーキであっても、同じことが言える。

浪費を減らし、同じ品質のものを低い支出で購入し、生まれた差額をうまく使って、本当に食べたいものにお金を使うという発想が重要だと思う。

 

野菜を中心に“10円まつり”を開催する「生鮮市場さんよう」

 

まずは行動し、そして長く続けよう。

そうすれば始めは苦かもしれないが、すぐに慣れることだろう。

そして、食費を抑えるだけで、あなたは、10年間で1000万円近く貯めたことになるのだ。

 

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<推薦図書

日本人の勤労者世帯における食費の平均は月5万3255円(2005年度総務省統計局調べ)。『食費1か月1万円』なんてタイトルを見ると、「わが家ではムリ!」と思う人が多いかもしれません。けれども、食事のレベルをおとすことなく節約することは、意外とカンタンなのです。本書では、1万円で「おいしくて、栄養があって、見た目も美味」な食費の裏ワザをすべて凝縮しました。“目からウロコ”なテクの数々を真似しないなんてもったいない! ちなみに、食費1か月1万円生活をしている人と、総務省の平均食費との差は4万3255円。差額をすべて貯金にまわしつづけたと仮定すると…10年後には、519万600円も多く貯めることができるのです!

書籍名:食費1か月1万円生活。 
著者名:武田 真由美