トップ > 社会 > 速報ニュース一覧 > 記事

ここから本文

社会

秋の味覚・栗きんとんづくり 中津川の老舗和菓子店

 秋の味覚・栗きんとん作りが22日、岐阜県中津川市本町の老舗和菓子店「川上屋」で始まり、店の工場に甘い香りが漂った。初日は5千個を作り、さっそく店頭に並べられた。

 この日朝、熊本産の早生の生栗720キロが店に到着。蒸して裏ごしし、砂糖を入れて炊いた後、従業員が手作業で茶巾絞りにしていった。製造は年末まで続き、ピークには1日で3万個を作る。今月中は市内で販売され、9月から東京や名古屋の百貨店に並ぶ。

 「色がクリそのもので、ほくほく感がある」と4代目の原善一郎社長(71)。熊本地震でクリ農家に大きな被害はなかったが、原社長は「大災害の中、大切に育てられたクリの味を生かしたい」と、被災地の暮らしに思いを寄せていた。

(中日新聞)

一つずつ手作業で作られる栗きんとん=22日午前11時57分、岐阜県中津川市の「川上屋」で

一つずつ手作業で作られる栗きんとん=22日午前11時57分、岐阜県中津川市の「川上屋」で

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索