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山県 「柿渋」用の渋柿収穫

08月20日 12時51分

山県 「柿渋」用の渋柿収穫

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柿の産地として知られる岐阜県山県市で、天然の染料「柿渋」の原料になる渋柿の収穫が行われました。
「柿渋」は、まだ青い渋柿の実の果汁を発酵させたもので、染め物のほか、防水や防虫の効果もあるため、和傘や建材などの塗装にも使われています。
「柿渋」用の柿は渋みが必要なため、収穫は秋ではなく夏場のこの時期に行われ、柿畑では柿農家や手伝いの人たちが、まだ青い柿の実を手でひとつひとつもぎ取ってかごに入れていきました。
収穫した渋柿は、専門の工場で果汁を搾り出して2年ほど熟成させます。
山県市の伊自良地区は、かつて柿渋の生産地でしたが、化学塗料などに押されて生産が途絶えたため、地元の柿農家などが2年前から原料の渋柿の栽培を始めています。
伊自良大実連合会の金子悟さんは「柿渋が山県市の特産になるよう生産を続けていきます」と話していました。

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