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台風9号 住宅街で冠水相次ぐ 西武多摩湖線では電車が脱線

08/22 20:01
台風9号は、22日午後0時半ごろ、千葉・館山市付近に上陸。関東各地で、記録的な大雨になっている。水没してしまった街。
神奈川・伊勢原市にある住宅街の光景。
台風にともなう大雨で、付近にある渋田川が氾濫。
その水が流れ込み、住宅街が、およそ1メートルの高さまで冠水した。
水は、住宅1階の窓の下まで達し、車も、水に漬かってしまっていた。
関東に台風が上陸したのは、2年ぶり。
ほかにも、多くの川が、氾濫の危機に見舞われた。
東京・町田市を流れる境川は、市の観測所で、氾濫の危険性が高くなる氾濫危険水位を超えた。
地元の人によると、普段は、水深1メートルほどの川の底が見えるような、穏やかな川だという。
埼玉・志木市にある柳瀬川は、まさに、氾濫一歩手前の状態。
電車が通過する橋も、水が、すぐ近くまで迫った状態。
作業員が、橋の上で見守りながらの運転となっていた。
柳瀬川の付近の住宅街では、雨が降り続く中、完全に水に漬かってしまっていた。
この街も、ほぼ水没してしまっていた。
東京・東村山市にある空堀川では、中州に生えていたとみられる木が、水没していた。
関東の13の河川で、氾濫注意水域となり、1つの河川が、氾濫危険水域となっている。
22日午後0時半ごろ、千葉・館山市に上陸した台風9号は、ほかにもさまざまな被害を各地にもたらした。
神奈川・相模原市でも、排水溝から噴水のように噴き上がる水が。
相模原市にある、圏央道のトンネル。
車が、奥へと進むにつれ、徐々に水が上がってくるのがわかる。
目撃した運転手は、「最初、何ともないんだけど、ずっと行ってるうちに、水がたまっている姿を見ると、驚きますね」と語った。
NEXCO中日本によると、この冠水は、局所的な降雨が原因で、このトンネルの冠水は、今回が初めてだという。
台風の被害は、鉄道にも及んだ。
JR原宿駅では、ホームの向かいに立っている木が倒れ、山手線が不通となった。
倒れた木を切断する作業が進められている。
東京・東村山市の西武多摩湖線では、崖崩れの影響で電柱が倒れ、電車が傾いた状態で止まっていた。
この崖崩れで、国分寺行き普通列車が脱線した。
目撃者は、「はじめ、電柱から火花が出てて、火事だと思って電話したんですけど、電柱が倒れてて、電車が脱線してました」と語った。
電車には、乗客6人と運転士1人が乗っていたが、けがはなかった。
神奈川・横浜市青葉区では、住宅街の道路をふさぐ形で、土砂崩れが。
目撃者は、「(土砂崩れ起こると思ってた?)思ってない。今まで、もっとひどい雨でも大丈夫だった」と語った。
東京・東大和市では、マンホールから水があふれ、住宅地の道路が冠水。
一部通行止めになるなどの被害が出た。
今も、関東北部を北上中の台風9号。
1時間に35kmの速さで、北に進んでいるとみられている。
23日夕方までに予想される雨量は、多いところで、関東・甲信で150mm、東北・北海道で200mmなどとなっている。
埼玉県内では、場所によっては、1時間に100mmから120mmの記録的な大雨が降ったとみられている。
入間市でも志木市でも、そして戸田市でも、強い雨により、道路は冠水していた。
東京・世田谷区で、多摩川の川岸に集まる消防隊の人々。
川の中に取り残されたホームレスの男性を救助していた。
浮き輪を手に、無事、助け出された男性。
そのまま、救急車で搬送された。
台風9号は、このあと北日本に進む見込みで、気象庁は、土砂災害や河川の増水など、厳重な警戒を呼びかけている。

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