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 世界遺産に登録されている中国湖南省の景勝地に20日、透明なガラスでできた長さ430メートルのつり橋が開通した。足元からは約300メートル下の渓谷の底が透けて見え、スリル満点。中国メディアは、渓谷にかかる橋としては「世界最長で、最も高い」と報じている。

 巨大な石の柱が林立し、山水画のような景観で知られる「武陵源」がある同省張家界。地元メディアによると、橋はその景観を見下ろせるように設計され、着工から4年がかりで完成した。99枚のガラスが張られ、足元から下を見ると、空中に浮かんでいるようだという。

 建設をめぐってはネットで「本当に安全なのか」と心配する声が相次いだ。そのため、開通前に一般の人にハンマーでガラスの表面をたたかせたり、乗用車を走らせるテストをメディアに公開したりして、橋の強度と安全性をアピールした。

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