長野県のニュース
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盲目教師の半生描いた映画上映
小学生の時に失明したもののその後、ハンディーを乗り越えて盲学校の教師をつとめた男性が、家族や恩師らに支えられながらたくましく生きる姿を描いた映画の上映会が松川村で開かれました。
竹内昌彦さん(71)は、病気で小学生の時に失明しましたが、その後、大学に進み岡山県の盲学校で40年以上にわたって教べんをとりました。
映画は竹内さんの半生をテーマに、支援者らが制作したもので、上映会が行われた松川村の公民館には地元の住民らおよそ60人が集まりました。
映画では、竹内さんが小学生のころいじめにあう中、恩師の言葉でクラスメイトの対応が徐々に変化していった場面や昭和39年の東京オリンピックにあわせて開催された障害者の国際スポーツ大会に卓球の岡山県代表で出場して金メダルを獲得し、それを紹介した新聞記事がきっかけで結婚した場面などが描かれています。
映画は目の不自由な人のための副音声もついていて、集まった人たちは涙を浮かべながら真剣に見入っていました。
60代の女性は、「つらいことがあっても前向きに明るく生きる姿に感動しました。自分も前向きに生きていきたいです」と話していました。
竹内さんは、「映画を観ていじめなどにあっている人たちの苦しみが、少しでも和らげば嬉しいです」と話していました。
08月22日 17時24分