陸上

2016.8.22 05:04(3/3ページ)

男子も沈んだ…下馬評覆せず6大会連続メダルなし/マラソン

男子も沈んだ…下馬評覆せず6大会連続メダルなし/マラソン

特集:
リオ五輪2016
36位の石川末広

36位の石川末広【拡大】

 日本陸連は2014年春、マラソン復権を目指してナショナルチーム(NT)を発足。トップ選手を集めた合宿を通して尿や血液など測定データを蓄積。夏のレースへの適性を見極める狙いだったが、合宿ができる機会は年に数回で効果は出ていない。代表に入れる若手が現れず、30代の3人が代表に選出された結果が、08年北京五輪以来となる入賞なしに終わった。

 アフリカ勢の台頭で勢力図は大きく変わり、高速化が続く男子マラソン。1992年バルセロナ五輪銀メダルの森下広一を最後に表彰台が遠く、復調の兆しは見えない。メダルが期待された女子に続き、入賞ゼロの惨敗。4年後の東京五輪に向けて、改めて厳しい現実が突きつけられた。 (江坂勇始)

初優勝したエリウド・キプチョゲ(ケニア)「マラソンで金メダルを取るためにここに来た。少しペースが遅かったので、35キロからスパートすると決めていた。自分の力を証明できてうれしい」

★女子も惨敗

 14日に行われた女子は3人が出場。日本勢の最高はトップから6分近く離された福士加代子(34)=ワコール=の14位。田中智美(28)=第一生命=が19位、伊藤舞(32)=大塚製薬=は46位に終わった。3大会ぶりのメダル獲得を狙っていたが、3大会連続で入賞を逃した。

  • 雨が降るなかスタートする選手。観客が傘をさし、係員は雨合羽を着ていた(共同)
  • 16位の佐々木悟
  • 94位の北島寿典
  • ゴールする16位の佐々木悟=リオデジャネイロ(共同)
  • 力走する佐々木悟。右から2人目は石川末広=リオデジャネイロ(共同)
  • 22キロ付近を力走する佐々木悟(手前)と石川末広=リオデジャネイロ(共同)
  • 集団後方でスタートした北島寿典(中央)=サンボドロモ発着周回コース
  • 22キロ付近を力走する佐々木(手前)と石川=サンボドロモ発着周回コース
  • 力走する北島寿典=リオデジャネイロ(共同)
  • 力走する佐々木悟(中央)=リオデジャネイロ(共同)
  • 男子マラソン集団後方でスタートした北島寿典(中央)=リオデジャネイロ(共同)
  • リオブランコ通りを力走する石川末広(奥)=サンボドロモ発着周回コース(撮影・甘利慈)
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