リオ五輪 マラソン惨敗 日本陸連の指導力に課題
リオデジャネイロオリンピックの陸上マラソンで、男女6人で臨んだ日本は、メダル獲得も視野に入れていましたが、8位以内の入賞が1人もいない惨敗でした。
マラソンで日本は女子の福士加代子選手にメダルの期待がかかり、残りの5人は入賞を目指しました。しかし、男女とも近年、圧倒的な強さを誇るアフリカ勢に序盤からレースの主導権を握られて、給水ポイントごとのペースの上げ下げでリズムを崩されました。
男子は28キロ付近で女子は21キロ付近でともに先頭集団から遅れて、男子は佐々木悟選手の16位、女子は福士選手の14位が最高で、メダル争いはおろか入賞争いもできない惨敗でした。
日本のマラソンは、選手が所属する実業団や大学がそれぞれ強化を行い、日本陸上競技連盟が主導的に強化を図るシステムになっておらず、今大会も日本陸連は、男子については直前の7月の合宿でようやく選手の状態を確認する状況でした。今回の事態を踏まえて、麻場一徳強化委員長は「ノウハウを共有して結集し、チームジャパンとして戦うことが日本的な戦い方だ」と現状を変える必要性を強調しました。
東京オリンピックまで4年を切っているなか、世界に大きく水を空けられた日本のマラソンが、高橋尚子さんや野口みずきさんが金メダルを獲得したような強さを取り戻すには、今こそ所属チームの垣根を取り払って強化を進める必要があり、日本陸連にはそのための強いリーダーシップが求められます。
男子は28キロ付近で女子は21キロ付近でともに先頭集団から遅れて、男子は佐々木悟選手の16位、女子は福士選手の14位が最高で、メダル争いはおろか入賞争いもできない惨敗でした。
日本のマラソンは、選手が所属する実業団や大学がそれぞれ強化を行い、日本陸上競技連盟が主導的に強化を図るシステムになっておらず、今大会も日本陸連は、男子については直前の7月の合宿でようやく選手の状態を確認する状況でした。今回の事態を踏まえて、麻場一徳強化委員長は「ノウハウを共有して結集し、チームジャパンとして戦うことが日本的な戦い方だ」と現状を変える必要性を強調しました。
東京オリンピックまで4年を切っているなか、世界に大きく水を空けられた日本のマラソンが、高橋尚子さんや野口みずきさんが金メダルを獲得したような強さを取り戻すには、今こそ所属チームの垣根を取り払って強化を進める必要があり、日本陸連にはそのための強いリーダーシップが求められます。