蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【ゴルフ】イ・ボミ28歳誕生日V PO制し今季4勝目2016年8月22日 紙面から
◇CATレディース<最終日>▽21日、神奈川県箱根町・大箱根CC(6704ヤード、パー73)▽晴れ、28・2度、北東2・2メートル▽賞金総額6000万円、優勝1080万円▽55選手▽観衆4539人 通算9アンダーで並んだイ・ボミ、全美貞(ともに韓国)、大江香(26)=アルパイン=がプレーオフ。1ホール目にバーディーを決めたイ・ボミが優勝を飾った。前々週のmeijiカップ以来出場2試合連続の今季4勝目、ツアー通算19勝目は自身28歳の誕生日Vとなった。1打差の8アンダー4位に西山ゆかり(34)=アマダホールディングス=と岡山絵里(20)が入った。 ◆出場2戦連続28歳になる誕生日。イ・ボミは、夜中に泣きながら目を覚ました。「久しぶりにお父さん(ソクジュさん=2014年9月、56歳で逝去)に会えた。夢に出てきて、何も話さずただ私を抱き締めてくれた。私は泣いてるだけでした」。うれしかった。清水重憲キャディーに話すと「きっと誕生日だからだね」と言われ、力が湧いた。 首位と2打差から「初めて誕生日がトーナメント最終日と重なった」と最終組でスタート。1番パー5で3打目を寄せきれなかったが、3メートル弱あったバーディーパットを沈めた。「あれが入ったから今日はパッティングは心配しなくていい。自信を持っていけました」という。 2、4、7番と次々にバーディーを決め、逆転どころか他に3打差をつけた。だが9番のボギーから歯車が狂い、14、15番は連続ボギー。結局プレーオフに。しかし「今日は暑くて集中するのが難しかったけど、プレーオフに行く時には『30分だけでいい、集中しよう』と思った」という。 1ホール目の18番パー5。第3打をピン右奥1メートル強につけ、しっかりウイニングバーディーを射止めた。くしくも同じ88年生まれでジュニア時代からのライバル・朴仁妃(パク・インビ)がリオデジャネイロ五輪で金メダルを手にした日の、誕生日Vとなった。「インビが金メダル取ったって朝、母に聞いて、よ〜し私も今日頑張りましょう! と思いました。それに私も金メダル欲しいと思った」と明かした。 この勝利で、2年連続賞金女王にもまた一歩前進。「でも早めにそれを考えたら私にとってよくない。毎試合、毎日、目標を立てて、それに向かってやっていきます。そのほうがゴルフが楽しくできると思うから」。まずは通算20勝へ。1つ年をとったボミは、また新たな偉業に挑戦する。 (月橋文美) <イ・ボミ(李ボミ)> 1988年8月21日、韓国水原市生まれの28歳。158センチ、56キロ。12歳でクラブを握り朴セリの活躍を見てプロを目指す。07年にプロ転向。下部ツアーを経て09年韓国ツアーデビュー。10年年間3勝を挙げ韓国賞金女王。11年から日本ツアーに参戦、12年ヨコハマタイヤPRGRで初V。13年日本女子プロ選手権など通算19勝。15年は年間7勝、ツアー史上初の2億円突破を果たし日本賞金女王に。家族は母と姉1人、妹2人。 PR情報
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