夏休みの宿題の定番の読書感想文ですが、もう終わりましたか?2学期が始まってからでも遅くはありませんが、せっかくなら提出期限までに終わらせましょう。読書感想文に何を書いたらいいのか分からない、何を読んだらいいのか分からないという人のために、例文10件を公開します。読書感想文はコピペで済ませてしまいましょう。
一般的な読書感想文の書き方
一般的によいとされる小中学生の読書感想文は、以下のように作成します。
第一段落:その本と出会ったきっかけなど
第二段落:その本の簡潔な紹介など
第三段落:なぜ面白かったか、心に残ったこと、自分の体験に当てはめてみたことなど
第四段落:この本を読んで得たこと、自分が変わったことなど
読書感想文なので、どのように書こうと自由なはずなのですが、決まったパターンが既に確立されています。
読書感想文はコピペで済ませた方がいい理由
ここまで手法が確立されている読書感想文ですが、実はその後の教育においても、実社会においても有効な能力を養成するものとはとても言えません。自由に主観的な感想を書いて提出するという課題は、入試においても実ビジネスにおいても、あり得ない課題だからです。
小中学生時代に読書感想文が得意だったのに、大学入試の小論文や、大学生の研究レポートや論文の作成で苦労する姿はよくある光景です。
文章を要約したり、既に誰かが書いた文章を手直ししたりする能力の方が極めて重要なのです。
まずは、読書感想文はコピペで済ませると決意して、下記の読書感想文例の記事を参考に、手直ししながら原稿用紙におさめていけば高い文章能力が身につくはずです。
保護者のみなさんもコピペは卑怯などと考える前に、提出期限を守らせることや、書き写すことが教育の第一歩であるということを理解して、子どもに薦めてあげましょう。
教員の立場から見た読書感想文
教員の立場から見ると、本読ませたいという思いはありますが、実際にそれを目に見える形で成果を表すにはなかなか難しいものです。子どもたち同士で本を読んだ感想を話し合う集団読書の様々なスタイルも取り入れられる動きがありますが、準備の煩雑さや予算の制約があります。自由に本を選んで感想文を書かせて提出させるというのは管理する側から見て、とても楽で評価もしやすいので、読書感想文という宿題を選択するのです。
教員自身も読んだことのない本の読書感想文を読むことがほとんどです。
読書感想文例の記事リスト
小学生低学年向け
読書感想文例「だいじょうぶ だいじょうぶ」を読んで(小学生低学年)
読書感想文例「ぼくがラーメンたべてるとき」をよんで(小学生低学年)
小学生中学年向け
読書感想文例「窓ぎわのトットちゃん」を読んで(小学生中学年)
読書感想文例「そんなことって、ある?」を読んで(小学生中学年)
小学生高学年向け
読書感想文例「このよでいちばんはやいのは」を読んで(小学校高学年)