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【プロ野球】

大谷先制打&猛打賞 ハム、タカのM点灯阻止

2016年8月22日 紙面から

日本ハム−ソフトバンク 1回表1死二塁、先制適時二塁打を放ちガッツポーズする日本ハム・大谷=札幌ドームで(大泉謙也撮影)

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◇日本ハム4−2ソフトバンク

 日本ハムが競り勝ち、6年ぶりにソフトバンク戦に勝ち越した。2−2の5回1死満塁で陽岱鋼の遊撃へのゴロの間に勝ち越すと続くレアードが押し出し四球を選んだ。加藤が6イニング2失点で5勝目。ソフトバンクは投打に精彩を欠いた。

    ◇

 負けられない首位攻防第3ラウンド。日本ハム・大谷が3安打猛打賞で、ソフトバンクの優勝マジック点灯阻止に貢献した。勝利の瞬間、ベンチから身を乗り出し、ガッツポーズを繰り返した二刀流。「楽しんでる余裕はないけど一生懸命やって勝てればいいです」と喜びをかみ締めた。

 1回から高速スイングで4万人超の観客を魅了した。1死二塁。外角カーブを右手一本で右中間へ先制二塁打。5回の勝ち越しは大谷が起点となった。1死走者なしから右前打で出塁。その後、満塁と攻め、敵失の間に勝ち越しのホームを踏んだ。6回には三塁への平凡なゴロを、俊足を飛ばして内野安打とした。今季7度目の猛打賞で勝利に貢献した。

 7月26日から24試合連続で野手出場の大谷。その間、チームは14勝10敗と打者として支えるが、この日の試合前にはブルペン入りして50球を投げた。「今までで一番よかった」と投手復帰へも着実に歩みを進める。

 スポーツ好きの二刀流は五輪の陸上400メートルリレー、銀メダルに感銘を受けた。「接戦で争って勝ってすごかったですね」。リレーのような激しい競り合いを制し、最後は優勝のゴールテープを切る。「逆転して優勝するのが一番」と大谷。チームは今季のソフトバンク戦勝ち越しを決め、0・5差に縮めた。 (水足丈夫)

 

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