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IBMとColumbus Collaboratoryは先週、両社が共同で開発していた「CognizeR」を発表した。CognizeRはオープンソースの統計分析用言語「R」向けの拡張機能であり、Rを用いるデータ科学者はこれにより、ネイティブな開発環境から「IBM Watson」のツールや機能をより容易に利用できるようになる。
Watsonの「Language Translation」や「Visual Recognition」といった機能を利用するには、JavaあるいはPythonのコードからAPIを呼び出すのが一般的だ。しかし、CognizeRを用いることで、データ科学者は自らのR環境から直接Watsonを利用できるようになる。
Columbus Collaboratoryのプレスリリースには「CognizeRによって、Watsonが提供する人工知能関連のさまざまな機能に対する容易なアクセスが可能になるため、統計やアナリティクスの分野で広く普及している、オープンソースのR言語で開発された予測モデルのパフォーマンスが大きく向上する」と記されている。
Watson部門は言うまでもなく、IBMで認知コンピューティングを手がける部門であり、Columbus Collaboratoryは、アナリティクスやサイバーセキュリティのソリューションを生み出すために複数の企業が共同で設立した組織だ。プレスリリースによると、CognizeRの開発に着手した主な理由は、Columbus Collaboratoryの立ち上げに関わった企業や組織(バテル記念研究所やCardinal Health、Nationwide Mutual Insurance、American Electric Power、OhioHealth、Huntington Bancshares、L Brands)における認知コンピューティングの導入を支援するためだったという。
Columbus CollaboratoryはプレスリリースのなかでIDCの調査結果を引用し、全データのうち、分析されているのは1%にも満たず、特にチャットや電子メール、ソーシャルメディア、画像といった、非構造化データは適切に分析されていないと述べている。CognizeRの開発チームは、予測モデルの向上や、分析データの増加に貢献できるはずだと考えている。
現在のところ、CognizeRを介して利用できるWatsonの機能は「Language Translation」や「Personality Insights」「Tone Analyzer」「Speech to Text」「Text to Speech」「Visual Recognition」となっている。しかし今後、利用者の声に基づいてより多くの機能が提供される予定だ。
IBMのフェローであり、Watsonのコンテンツサービス担当ディレクターであるShivakumar Vaithyanathan氏は「フィードバックを集積し、データ科学者が最も望み、必要としている認知関連の機能を追加することで、エクスペリエンスの継続的な向上が可能になる」と述べている。
Rは、今日の統計分野やビッグデータ分野で最も広く用いられている言語の1つだ。IBMは、同言語を使用するデータ科学者がより容易にWatsonを利用できるようにすることで、企業にとってのWatsonの魅力を高めようとしている。
CognizeRはGitHubからダウンロードできる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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