9月。夏休み大作映画のオンパレードに半ば消化不良気味という方も多いかと思います。そんなときの箸休め的な映画が連なっているのが9月から徐々に公開される秋映画なんじゃないかと思います。
考えさせられるようなヒューマンドラマだったり、少し背伸びした恋愛映画だったり、難解なミステリーだったりと、誰でも楽しめる娯楽娯楽の夏映画よりかは、見る人を選ぶような作品が多いのかな?というのが私の秋映画に対する勝手な印象です。
ただし、そんな秋の映画こそ隠れた名作が眠っているのだ!!!きっとそうに決まってる!!!だから決して秋映画だからといって気を抜いてはいけないのだッ!!!
秋秋っていってますけどね、興行的には9月ってまだ夏映画なんすけどね・・・。
というわけで、独断と偏見で期待してる映画の紹介どぅえす!!
グランド・イリュージョン 見破られたトリック
期待度☆☆☆★★
9月1日公開
・出演
ジェシー・アイゼンバーグ
マーク・ラファロ
ウッディ・ハレルソン 他
・解説
ジェシー・アイゼンバーグ主演でマジシャン集団とFBIの攻防を描いた人気作「グランド・イリュージョン」の続編。ド派手なショーで不正に搾取された金を奪い、世間から喝采を浴びるイリュージョニスト集団「フォー・ホースメン」。とあるハイテク企業の不正を暴露するため、フォー・ホースメンは新たなショーを仕掛けるが、何者かの策略により失敗に終わってしまう。(映画/comより抜粋)
・期待どころ
フォーホースメンよりも脇役たちのほうが豪華すぎて驚いた前作。まさかの続編になるとは。やはりこの映画の醍醐味は大がかりなイリュージョンにあります。今回もプリンセス天功顔負けの大トリックを見せてもらいたいですね。
前回黒幕に関しては大いにダマされたので!ダマされないように見るって見方もアリですけどね。今回敵役にダニエル・ラドクリフを抜擢したってのもちょっと面白そう。
スーサイド・スクワット
期待度 ☆☆☆☆★
9月10日公開
・出演
ウィル・スミス
マーゴット・ロビー
ジャレット・レト ほか
・解説
「バットマン」や「スーパーマン」などと同じDCコミックスに登場する悪役たちがチームを組んで戦う姿を描くアクション作品。バットマンをはじめとするヒーローたちによって投獄され、死刑や終身刑となった悪党たちが、減刑と引き換えに「スーサイド・スクワッド(自殺部隊)」の結成を強制され、危険なミッションに挑む。(映画.comより抜粋)
- 期待どころ
何かといろいろな試みをしてくる今年のアメコミ映画ですが、今度は悪役たちが主役だぜ!!!ってんでね、普通に面白そうですよね。でも何がいけないってジョーカー以外キャラクター誰も知らない・・・。
日本での公開には宣伝に一苦労しそうですね~。それで白羽の矢が立ったのがウィル・スミスという超知名度の高いスターを差し置いてマーゴットロビー推しという。
キャッチコピーも「悪カワヒロインと10人の悪党」ってwwわかる!わかるよ~!たまんないもんねこのキャラ。も〜絵に描いたような○ッチ!おっと失礼!キュートなヒップにズッキンドッキン♬ですわ。コスプレイヤーも増えそうだなぁ…
既にアメリカでは公開しておりヒットしてはいるもののあまりいい評判は入ってこない・・・。これは観てから文句言いましょう!!!頼むぜデヴィッド・エアー!!
グッバイ、サマー
期待度 ☆☆☆★★
9月10日公開
・出演
アンジュ・ダルジャン
テオフィル・バケ
オドレイ・トトゥ ほか
・解説
「エターナル・サンシャイン」「僕らのミライへ逆回転」などを手がけたミシェル・ゴンドリー監督の自伝的作品で、14歳の少年2人が夏休みに旅をするロードムービー。女の子のような容姿でクラスメイトから馬鹿にされている画家志望のダニエル。クラスに目立ちたがり屋で変わり者の転校生テオがやってくる。周囲から浮いた存在同士、意気投合したダニエルとテオは、息苦しい毎日から脱出するため、ある計画を思いつく。(映画.comより抜粋)
・期待どころ
「ムード・インディゴ」以来のゴンドリー作品になるのでしょうか。監督の自伝的青春ムービーということでどっちが監督なのか・・・たぶん主人公だろうな。
あいかわらずフランス人ぽいというか奇想天外というかポップで一筋縄ではいかない話を描いている監督にしては案外わかりやすくて楽しめそうな青春映画になっている予感がします。きっとグリーンホーネットの次にわかりやすい映画だろうとw
怒り
期待度 ☆☆☆☆★
9月17日公開
・出演
渡辺 謙
森山未來
松山ケンイチ ほか
・解説
吉田修一の原作を映画化した「悪人」で国内外で高い評価を得た李相日監督が、再び吉田原作の小説を映画化した群像ミステリードラマ。名実ともに日本を代表する名優・渡辺謙を主演に、森山未來、松山ケンイチ、広瀬すず、綾野剛、宮崎あおい、妻夫木聡と日本映画界トップクラスの俳優たちが共演。犯人未逮捕の殺人事件から1年後、千葉、東京、沖縄という3つの場所に、それぞれ前歴不詳の男が現れたことから巻き起こるドラマを描いた。(映画.comより抜粋)
・期待どころ
原作吉田修一と聞いただけで良作確定!!と思ってしまうくらいハズレのない作品ばかりなわけですが、今回は犯人はど~れだ?っていうミステリーも大事かもしれませんが、相手に対する信頼度だったり疑り深さだったりってのも細かく描写してるんだと思います。
犯人に対しての怒りなのか、疑ってしまうった自分への怒りなのか。色々読み取れそうな話なんでしょう。しかしこれ、3つエピソードのうちの2つは事件とは関係ないってことだよね?
なんかよくわからなそう、重そうとか思ってる人はぜひ妻夫木聡と綾野剛のベッドシーンを拝みに行くってだけでもアリですゾ。
BFG ビッグ・フレンドリー・ジャイアント
期待度☆☆☆☆★
9月17日公開
・出演
マーク・ライランス
ルビー・バーンヒル
ペネロープ・ウィルトン 他
・解説
スティーブン・スピルバーグ監督が、「チャーリーとチョコレート工場」で知られるイギリス児童文学作家ロアルド・ダールの名作「オ・ヤサシ巨人BFG」を映画化したファンタジー。ロンドンの児童養護施設に暮らす好奇心旺盛な少女ソフィーは、真夜中に窓から入ってきた巨大な手に持ち上げられ、「巨人の国」に連れて行かれてしまう。ソフィーを連れ去ったのは、夜ごと子どもたちに夢を届ける、優しい巨人BFG(ビッグ・フレンドリー・ジャイアント)だった。(映画.comより抜粋)
・期待どころ
モンキー的2016年上半期ベストにも選出したスピルバーグ監督作品「ブリッジ・オブ・スパイ」で名演技をし、アカデミー賞でも最優秀助演男優賞を受賞したマーク・ライランスが今回は優しい巨人を演じるというのにまず興味がわく。それに加えディズニーとがっちり手を組んでスピルバーグが映画を作るというのが今回初めてなんだとか。まぁ、ドリームワークスがあったからね、当然か。個人的には意外と顔がタイプなレベッカ・ホールが出演するってのも期待。
レッドタートル ある島の物語
期待度 ☆☆☆★★
9月17日公開
・声の出演 不明
・解説
オランダのマイケル・デュドク・ドゥ・ビット監督が、8年の歳月をかけて完成させた初長編作品で、第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で特別賞を受賞。スタジオジブリが、同社としては初となる海外作家の映画製作に参加。嵐で荒れ狂う海に放り出された男が、九死に一生を得て無人島に漂着する。男は島からの脱出を試みるが、不思議な力で何度も島に引き戻されてしまう。そんな絶望状況の中、男の前にひとりの女が現れ……。(映画.comより抜粋)
・期待どころ
9月の3連休にディズニーとジブリが一騎打ちという、これぞシルバーウィークの名にふさわしい秋興行となりました。正直ジブリ作品は宮崎駿以外見ないというひねくれ者なのですが、先日「ジブリの大博覧会」にいったところ今作のアニメーション画像や谷川俊太郎の詩、製作者の思いなどが展示されており非常に興味がわきました。色々考察ができそうなお話だと思います。キャラの顔が「タンタンの冒険」に似てると思うのは私だけでしょうか。
ある天文学者の恋文
期待度 ☆☆☆★★
9月22日公開
・出演
ジェレミー・アイアンズ
オルガ・キュリレンコ
シャウナ・マクドナルド 他
・解説
「ニュー・シネマ・パラダイス」「鑑定士と顔のない依頼人」で知られるイタリアの名匠ジュゼッペ・トルナトーレが、名優ジェレミー・アイアンズとオルガ・キュリレンコを主演に迎えて描くヒューマンミステリー。音楽はトルナトーレ監督作おなじみのエンニオ・モリコーネが担当。著名な天文学者のエドと教え子のエイミーは、周囲には秘密で年の差の恋愛を満喫していた。ある日、大学で授業を受けていたエイミーのもとに、出張中のエドから「もうすぐ会える」というメールが届くが、エドの代わりに教壇に立っていた別の教授から、エドが数日前に亡くなったという訃報を知らされる。(映画.comより抜粋)
・期待どころ
トルナトーレ監督の最新作!映画の秋にふさわしくミステリー且つ切ない愛を描いてるであろうこの作品に、私は1人で見にいくのか・・・おそらく見た後吐き気がするほど人恋しくなってる気がしますwオルガの美貌にも心を撃ち抜かれることでしょう。
「P.S.アイラブユー」でも使われたパターンに既視感は否めませんが、前作「鑑定士と顔のない依頼人」があまりにも悲しいラストだったのでなるだけハッピーで締めくくってほしいな。
ハドソン川の奇跡
期待度 ☆☆☆☆★
9月24日公開
・出演
トム・ハンクス
アーロン・エッカート
ローラ・リニー 他
・解説
名匠クリント・イーストウッド監督がトム・ハンクスを主演に迎え、2009年のアメリカ・ニューヨークで起こり、奇跡的な生還劇として世界に広く報道された航空機事故を映画化。乗客乗員155人を乗せた航空機がコントロールを失う。サリー機長は必死に機体を制御し、ハドソン川に着水させることに成功。その後も浸水する機体から乗客の誘導を指揮し、全員が事故から生還。一躍国民的英雄として称賛されるが、その判断が正しかったのか、国家運輸安全委員会の厳しい追及が行われる。(映画.comより抜粋)
・期待どころ
イーストウッド×トムハンクスってだけで見ごたえ十分。しかもこの事故のニュースを覚えてることもあって、どんなことがあったのかというのも興味があります。これを映画にするニュースを見た時は美談な話なのか、と思いましたが機長が容疑者になってたとは。監督が好みそうな話だな、と。
余談ですが、なぜかイーストウッド作品は関西方面では上映数が少ないというのを耳にしたことがあります。知人が広島にいるのですが、広島では公開がなかったとか。何か因縁でもあるのか?
白い帽子の女
期待度 ☆☆☆★★
9月24日公開
・出演
アンジェリーナ・ジョリー
ブラッド・ピット
メラニー・ロラン 他
・解説
「Mr.&Mrs.スミス」(2005)以来となるブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの共演作。ジョリーがアンジェリーナ・ジョリー・ピットの名義を使用して監督・製作・脚本を担当し、夫のピットも製作陣に名を連ねた。1970年代、アメリカ人小説家のローランドと妻のバネッサは、南フランスの浜辺にあるリゾートホテルにバカンスで訪れる。村の小さなカフェに入り浸るローランド、ほとんどの時間をホテルの部屋で過ごすバネッサ。思いがけない不幸に向き合うことができずにいる2人は、ともに夫婦としての距離を感じていた。そんなある日、隣の部屋に若いカップルがハネムーンでやってくる。自分たちと対照的に輝かしい2人を、バネッサは嫉妬と好奇心のまなざしで見つめる。(映画.comより抜粋)
・期待どころ
ブラピ・アンジー夫妻共演!なのになんで公開規模が小さすぎるんだ!!!会社がメジャーじゃないからなんですかね。こりゃあ初週は混みそうだな。
アンジーが実の夫を相手に倦怠期を迎えたカップルの再生を描くって、ただの当て付けじゃねーのかよwwとリアルなのかフィクションなのかよくわからない作品になりそう。
監督前作の「不屈の男 アンブロークン」の個人的評価が低かったのもありそこまで期待はしていないんだけど、恋愛モノのほうがアンジーはうまそうな気がする。
高慢と偏見とゾンビ
期待度 ☆☆☆☆★
9月30日公開
・出演
リリー・ジェームズ
サム・ライリー
ジャック・ヒューストン 他
・解説
ジェーン・オースティンによる恋愛小説の古典「高慢と偏見」にゾンビの要素を取り入れる大胆なアレンジで「シンデレラ」のリリー・ジェームズ、「マレフィセント」のサム・ライリー主演で映画化。感染するとゾンビとなる謎のウィルスが蔓延する18世紀のイギリス。片田舎で暮らすベネット家の5人姉妹は、裕福な男性との結婚を夢見ながら得意のカンフーでゾンビと戦う毎日を送っていた。ある日、屋敷の隣に越してきた大富豪の騎士ダーシーに色めきだつ姉妹だったが、次女のエリザベスだけは、ダーシーの高慢な態度に嫌悪感を抱いていた。そんな中、人類とゾンビによる最終戦争が勃発。ともに戦うことになったエリザベスとダーシーは、互いに自らの中で抱いていた偏見に気づきはじめる。(映画.comより抜粋)
・期待どころ
ジェイン・オースティンという名前はわかる、「高慢と偏見」も知っている。ただ、映画も小説も見てないし読んでない!!でも、面白そうだ!!ゾンビとか怖いの苦手だけど。見たい理由なんてそんなもの。でも、より深く映画を理解するためには予習しておかなければいけない作品かも。とりあえずキーラナイトレイのやつで予習します。
キャッチコピーが素敵ですね「不朽の名作、感染。」非常にわかりやすいw
というわけで、以上10作品でした。他にも、キング・オブ・エジプトや真田十勇士、四月は君の嘘、超高速!参勤交代リターンズ、などバラエティに富んだ作品が連ねています。
やはり見たい!面白そう!と思ったら後回しにせず急いで映画館に行きましょう!!秋映画は目まぐるしく入れ替えが激しくなるかも知れません。なぜなら、10月は良作期待作が目白押しだからだ!!9月公開の映画は9月中に済ませておきましょう!!
というわけで以上!!あざっした!!