判定巡りモンゴルのコーチが下着姿で抗議
レスリングの男子フリースタイル65キロ級の3位決定戦で敗れたガンゾリク(モンゴル)のコーチ2人が判定を不服として、服や靴を脱いでマット上に投げ捨てて抗議して会場が騒然となった。
ガンゾリクは試合終盤までナフルゾフ(ウズベキスタン)をリードしていたが、戦わずに逃げ回ろうとしたために、残り10秒で主審が相手に得点を与えた。ガンゾリクのコーチたちは主審に対し、マット上に服を脱ぎ散らすなどして抗議。もう1人は下着姿にまでなった。2人は10分間にわたって抗議を続けたが、最後は係員に連れ出されたという。
コーチの1人は「300万人のモンゴル国民が銅メダルを待っていたのに、メダルを持ち帰れなくなった。会場は100%我々を支持していた」と話した。【田原和宏】