愛媛県の伊方原発3号機 フル稼働の状態に

愛媛県の伊方原発3号機 フル稼働の状態に
今月12日に再稼働した愛媛県にある伊方原子力発電所3号機は、22日午前、原子炉の出力が100%のフル稼働の状態になりました。四国電力はこのあと国の最終的な検査で問題がなければ、来月7日から営業運転に入る計画です。
伊方原発3号機は今月12日に再稼働し、3日後の15日からは原子炉の熱で発生した蒸気でタービンを回して発電と送電を行っています。

四国電力によりますと、その後、設備の状況を慎重に確認しながら徐々に出力が上げられ、伊方原発3号機は22日午前10時15分、原子炉の出力が100%のフル稼働の状態になりました。トラブルなどは起きていないということで、3号機ではこのあとフル稼働の状態を保ったまま設備の点検などが行われます。

伊方原発3号機がフル稼働となったのは5年4か月ぶりで、この間に経験のない運転員が加わり、ベテランも実際の運転は久しぶりのため、四国電力は引き続き設備の状況などを慎重に確認しながら作業を行うとしています。そのうえで、来月6日から2日間かけて、設備全体の機能に問題がないか総合的に確認する国の検査を受け、合格すれば来月7日から営業運転に入る計画です。