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2016年08月22日 08時50分 UPDATE

「破壊しながら前に進む。庵野秀明総監督、彼こそがゴジラだった……」 盟友・樋口真嗣監督が語る (1/5)

シンプルなストーリーと、徹底したリアリティーの追求で公開以来、高い評価を集めている映画「シン・ゴジラ」庵野総監督の長年の盟友であり、今回、監督・特技監督を務めた樋口真嗣氏に製作の裏側を聞いた。

[産経新聞]
産経新聞

 無駄をそぎ落としたシンプルなストーリーと、徹底したリアリティーの追求で公開以来、高い評価を集めている映画「シン・ゴジラ」(庵野秀明総監督)。興行収入は8月19日時点で40億円を記録している。庵野総監督の長年の盟友であり、今回、監督・特技監督を務めた樋口真嗣さん(50)に製作の裏側を聞いた。

画像 「シン・ゴジラ」のワンシーン
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 《樋口監督と庵野総監督は、テレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」などの制作会社「ガイナックス」の創設メンバーであり、親交は30年以上に及ぶ》

 僕が参加したのは、庵野総監督がゴジラの企画を依頼されて、悩んでいる時期(2013年春頃)。その段階ですでにプロット(物語の骨格)ができていて、それがとても面白かったのが自分にとって、最大の動機だった。それで「やろうよ、やろうよ」と言った。庵野秀明らしいゴジラを一緒に作りたかったんです。

 だけど、現場は大混乱でした。撮影では、僕がまずいろいろと決めて、庵野総監督が気に入らなければ修正をしていくのですが、みんなが彼に振り回されて大変でした。

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