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【社会】

シールズ、選書リストを公開 「自由や民主主義学んだ」

 安全保障関連法への反対を掲げて結成され、15日に解散した若者グループ「SEALDs(シールズ)」は、メンバー一人一人が自由や民主主義について学んだ本のリストをまとめ、ホームページで公開している。専門書や児童書、漫画とジャンルはさまざまだ。

 リストは「“今”を生き抜くための102冊」と題され、ドイツの社会学者マックス・ウェーバーによる「職業としての政治」(岩波書店)、戦争中に餓死させられた上野動物園のゾウを題材にした絵本「そして、トンキーもしんだ」(国土社)、生活保護をテーマにした漫画「健康で文化的な最低限度の生活」(小学館)などが含まれる。1冊ごとに印象的な一文を抜き出し、学生らによる紹介文も付けた。

 メンバーだった日本女子大大学院生の是恒香琳さん(25)は「選んだ本を1人で読むだけでなく、意見や感想をさまざまな人と語り合ってもらえるとうれしいし、自分もそうした場に積極的に参加していきたい」と話している。

(共同)
 

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