『IKEA長久手（仮）』2017年10月下旬オープン予定。

■ 店舗と土地区画整理の概要

スウェーデン発祥の世界最大規模のホームファニッシングストア。
世界27カ国に315ストアを出店しており、日本国内には9店舗をオープン済み。東海エリアには長久手のストアが初進出となります。

店内は、リビング／キッチン／ベッドルーム等の家具をプレゼンテーション的に展示する『ショールーム』、キッチン用品やカーテン、照明や日用雑貨等を直接カートに入れて買い物が出来る『マーケットホール』、そして巨大倉庫内で欲しい商品を直接ピックアップする『セルフサーブ』に分かれ、入り口から出口までが一方通行のワンウェイショッピング形式が特徴的。

そして飲食をしながら休憩できるレストラン／ビストロや、4歳〜10歳までのお子様を預けることができるプレイルーム『スモーランド』が長久手のストアに設置されることも決定しています。

商品点数は約9,500品目で国内他店舗と同様のラインナップを予定。
敷地面積約48,000平方メートル、店舗面積は約20,000平方メートル。
店舗棟は3階建て（店舗は1Fおよび2F）、駐車場棟は4階建てとなり、駐車場は約1,200台の収容数を予定。
営業時間は9:00〜21:00を予定している。

事業コンセプトとしては、長久手市東部の環境配慮型まちづくりの中心となる施設と位置付けており、
隣接するモリコロパーク（愛・地球博記念公園）との連続性を意識し、緑との調和をはかる。

隣接する「香流川」側のエントランス前歩道には植林を積極的に行い、緑に囲まれた憩いのスペースとなる広場も設置予定。
裏手に位置する長久手市指定文化財「神明社」側も景観を損なわないようにする等環境に十分に配慮するとのこと。

また、リニモ『公園西』駅に直近であるというメリットを活かし、リニモの利用客数増加も狙う。
駅からの安全な歩行動線であるペデストリアンデッキを設置するほか、リニモを利用しての来店者に対してのなんらかのキャンペーンなども取り行う方針。
店舗の存在を通して街の発展、長久手市の魅力・ブランド力の向上に寄与するとしています。

■ 出店計画の現状進捗（2016年1月時点）

長久手市は2015年7月に「公園西駅周辺土地区画整理事業における商業街区について」の報道発表（→公式ホームページ）において、2016年3月までに土地の引き渡しを行うことを正式に発表。

また、愛知県のホームページでは出店概要書等が公開されており、
その中では2016年8月上旬より建築着工開始、2017年8月上旬に竣工、2017年10月下旬に開店を予定としている。
着工に先立っての大規模小売店舗立地法届出は2016年5月上旬になされるとのこと。

この出店概要に沿った内容が、2016年1月30日に長久手市役所内にて地域住民を集めて行われたイケア・ジャパン株式会社らによる『愛知県商業・まちづくりガイドラインに基づく説明会』においても発表された。

しかしながら店舗の建築および周辺土地整備における最大の問題ともいえる、
交通渋滞や来訪客の生活道路への流入対策に関しての道路整備の具体的な計画、いつ整備が始まるのかなどは明確な発表がなされず、
イケアと長久手市および愛知県との協議が図られていない現状が浮き彫りとなった。

店舗がオープンすると、直近の「前熊東」交差点とその付近の道路に著しい交通渋滞が発生することは明白であり、
周辺の前熊／岩作地区の住民にとってはその道自体が生活道路にほかならないため、日常生活に重大な支障をきたすこととなる。
また貴重な森林資源に囲まれた土地であるため、道路を作ることはそう易々といく話ではない。

他にも説明会の場では、駐車場の収容台数が、家具販売店という性質や愛知県の自動車保有台数、半径20kmという広域な想定商圏から考えて、1,200台では少ないのではないかといった声も挙がり、
オープンに向けての課題はまだまだ山積しており、今後も計画通りに進まない可能性もある。

これを打開するためには今後もイケアおよび県／市と地域住民との意見交換の場を頻りに重ねていく必要性があるといえ、
店舗が開店することが地域住民にとってマイナスとならず、結果的にメリットとなるような施策／方針をとっていくことが肝心となる。

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オープンに向けての続報が入り次第、またこのページにてお伝えしていきます。

※さくら様、みおりのパパ様、ネイビー様、ほのか様　情報提供ありがとうございました！！

画像引用元：https://www.city.nagakute.lg.jp/