チケットトゥライドノルディック

大学町バークレーにあるボードゲームカフェ「ビクトリー・ポイント・カフェ(Victory Point Cafe)」訪問記も、いよいよ最終章となった。(自分的にも、まだ続いてたんかい、という感じである。)

愉快なボードゲーム一家でこの日最後にプレイしたのは 『チケット・トゥ・ライド:ノルディック』。真夏の太陽サンサンなカリフォルニアで楽しみ味わうには、はっきりいってミスマッチというか雰囲気の出にくいタイトルを選んでしまったけどしょーがない、隊員1号(コードネーム:お父さん)と3号(コードネーム:小学2年生)がまだ一度もプレイしたことがなかったのだ。

<前回までのあらすじ>

『チケット・トゥ・ライド:ノルディック』感想まとめ 

  • 全体的な印象は、チケット・トゥ・ライド:アメリカを一段階ハードにした感じ。アメリカをプレイしてみて気に入り、同シリーズで次にステップアップしたいな、という際にはぜひお勧めしたい。
  • 長い経路と短い経路のバランスが良く、戦略もそれを考慮したものが求められると思った。
  • 大都市(ストックホルム)近郊での、3人でのせめぎあいが白熱した。
  • 3人まで用と銘打っているだけあって、実際3人でプレイした際のゲームバランスがアメリカ、ヨーロッパ等の4~5人用マップを3人でプレイした場合よりも絶妙。
  • ルールはアメリカマップよりは複雑(トンネルやフェリーがある)が、駅舎のあるヨーロッパマップと比べるとシンプルで取っつきやすい。
  • 得点計算もシンプルで良かった。

チケットトゥライドノルディック盤面

ボドゲ家によるゲーム評価 

『チケット・トゥ・ライド:ノルディック』についての評価をまとめてみる。ボードゲーム家でいつも参考にしている BoardGameGeek.com (BGG) と The Dice Tower でのスコア、プレイしてみての隊員1~3号それぞれの視点からの評価+コメントは次のとおり。

BGG総合スコア 7.7(数字クリックでレビューページへ) 
The Dice Towerスコア 10.0(数字クリックでレビューページへ)
隊員1号@マニアの評価+コメント ◎:3人用プレイに最適化されていてバランスが良い。アメリカマップよりもかなり楽しい。
隊員2号@主婦感覚の評価+コメント ○:シリーズの中で一番好き。パープルと白を基調とした色合いも良く、北欧の地理や地名にも詳しくなれてラッキー。
隊員3号@7歳の評価+コメント △:アメリカマップと比べてチケットを終わらせるのが難しい、引こうと思った線路が他のプレイヤーと重なって大変。
プレイ人数 / 対象年齢
2~3人 / 8歳以上
プレイ時間のめやす
(BGG / 実測)
30~60分 / 65分(一部インストラクション+子供参加あり)
このゲームの詳しい説明 すごろくやさんのページへ

※ 隊員1~3号評価:◎=絶対買い / ○=おすすめ / △=まあまあ / ×=多分二度とやらない

そしてゲーム結果発表

1位:隊員2号 103ポイント
2位:隊員3号  98ポイント
3位:隊員1号  92ポイント

隊員2号、またもや勝負に執着しない(こともあろうにボドゲ中にポケモンGoをプレイしていた?!)というのに快勝。勝因はコマを使い切ってすべてのチケットを達成したことか。

隊員3号、途中で積極的に追加チケットを引き、短めの路線を手堅くおさえて最多チケット達成のボーナス10点をゲット。なかなかやるな。

隊員1号、一番意気込んでいたら結局ビリにorz 敗因は大物チケットの達成に気を取られ、コマを余らせ、短い経路のチケットが1枚達成できないままとなってしまった。

隊員3号がんばってます

全体として、おわりに

今回のボドゲカフェ探訪、ボードゲーム家の面々としては大満足だった。

約800種類というゲームラインナップはいうまでもなく、エスプレッソや地ビール、プレッツェルなどの食べ物・飲み物、オシャレで知的な雰囲気、車でも電車(BART)でも容易なアクセス、カリフォルニアの物価からすれば全然リーズナブルな利用料金(1人あたり飲食+チップ込みで3時間利用して15ドル=1時間あたり5ドル)、アメリカでこんなボードゲームカフェはなかなか見つからないかも知れない。

特に主婦感覚あふれる隊員2号としては、こういう明るくオープンな空間で安心して子どもを連れて行けて、ゲーム三昧できる場というのは本当にありがたいと思った。というのも、アメリカの平均的なゲーム屋さんでもボドゲしようと思えばできるんだが、大抵の場合はトレーディング・カードゲーム(マジック・ザ・ギャザリング等)やミニチュアゲーム(ウォーハンマー等)の方々がメインで、うちがやるようないわゆるヨーロッパ系ボードゲームは実はおまけ程度の比重しか置かれていないのがありありと分かり、何というか遠慮してしまってくつろげないのだ。

 ちなみに今回のことを友人家族(非ボードゲーマー)にも話したところ、大変興味を持ち、今度ぜひ一緒に行きたいとの反応だった。 

またぜひ近々、足を運びたいと思う。 というかむしろ足しげく通いたい。





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