プールで切りつけ 混雑激しかった2度の時間帯で被害か

プールで切りつけ 混雑激しかった2度の時間帯で被害か
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21日、東京・あきる野市の遊園地のプールで遊んでいた若い女性が尻などを相次いで切られた事件で、女性たちは、プールの混雑が特に激しかった2度の時間帯で被害に遭った可能性が高いことがわかり、警視庁は防犯カメラの映像を解析するなどして、当時の状況を詳しく調べています。
21日、東京・あきる野市の遊園地「東京サマーランド」のプールで遊んでいた10代から20代の女性8人が、カミソリのようなもので水着や肌を切られ、病院に搬送され、尻のあたりを長さ10センチにわたり切られた女性もいました。
警視庁は傷害事件として調べていて、女性たちから話を聞いたところ、少なくとも2度の時間帯で被害に遭った可能性が高いことがわかりました。いずれも「コバルトビーチ」と呼ばれる、毎正時から5分間程度大きな波が出るプールで遊んでいて、最初に被害を受けた女性は午後1時ごろに、さらに別の女性は午後2時ごろに被害に遭ったと話しているということです。
21日は日曜日で大勢の客でにぎわっていて、なかでも被害があった高い波が出る時間帯は、満員電車のような混み具合だったということです。
警視庁はこれらの時間帯を中心に、プールに設置された防犯カメラの映像を解析するなどして、当時の状況を詳しく調べています。

被害に遭った女性の友人「7針以上縫うけが」

被害に遭った女性の友人は、NHKの取材に対して「友人は水着が完全に中央で裂けて、血が出ていた。7針以上縫うけがをした」と話していました。
取材に応じた20代の女性は、大学時代の同級生4人でプールに遊びに来ていていたということです。女性によりますと、午後2時ごろ、コバルトビーチと呼ばれる大きな波が出るプールの中央付近に4人でいたところ、突然、2人が痛みを訴え、プールから出てみると、尻のあたりに切られたような傷があったということです。
女性は「当時プールは混みすぎていて、全く身動きがとれなかった。切られた友人の1人は水着が完全に中央で裂けて、血が出ていた。2人とも病院で7針以上縫うけがをした」と話していました。