ビザなし交流で国後島訪問 日本人男性が足止め
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北方領土へのビザなし交流で国後島を訪れていた男性が、ロシア当局の手荷物検査の際に事情聴取を受け、島に足止めされていることがわかり、外務省は、管轄権の行使に当たる検査は認められないとして、男性を速やかに帰すようロシア側に求めています。
外務省によりますと、北方領土の元島民などによるいわゆるビザなし交流で国後島を訪れていた日本人の通訳の男性が、20日、ロシア当局による手荷物検査の際に事情聴取を受け、島に足止めされているということです。訪問団のそのほかの人たちは船で根室港に戻りました。
これについて外務省は、異例の事態だとしたうえで、「詳細は確認中だが、日本固有の領土でロシア当局が管轄権の行使にあたる検査を行うこと自体認められない」として、男性を速やかに帰すようロシア側に求めています。
北方領土をめぐっては、今月26日にモスクワで日本とロシアの外務省高官による平和条約締結交渉が行われることになっていて、外務省関係者は「交渉を前に、今回の事態が日ロ関係に影響を与えないように対応したい」と話しています。
これについて外務省は、異例の事態だとしたうえで、「詳細は確認中だが、日本固有の領土でロシア当局が管轄権の行使にあたる検査を行うこと自体認められない」として、男性を速やかに帰すようロシア側に求めています。
北方領土をめぐっては、今月26日にモスクワで日本とロシアの外務省高官による平和条約締結交渉が行われることになっていて、外務省関係者は「交渉を前に、今回の事態が日ロ関係に影響を与えないように対応したい」と話しています。