地元の西鉄バスを中心に、いろいろな地域のバス路線風景を記録しています。車両の見分けが苦手なので、新しい展開をお見せするべく勉強中です。西鉄以外の地域にもすぐ行きたくなるので、どこかで「九州路線バスの旅」とでも改名しようかと検討中ですが、西鉄バス中心に回帰しようという気持ちもあります。雑誌「秘境路線バスをゆく」に寄稿させていただきました。

2015年03月18日

越草(おっそう)


まだ若芽の出揃わぬ田園風景に、ぽつんと小さなバスの待合。
そこへゆっくりとやってくるバス、というほうがキャプションとしてはしっくりきますが、
バスは対向車が来る可能性など無視しているかのように、
けっこう勢いよく走りぬけていくんです、この区間。



ただし今回は、ちゃんと降車客がいたので、長い間バス停に停まっていてくれました。



バス道路の脇に一本桜、咲いたらこの木も一緒にバスと写したいなぁと、
再訪する目途も立たないのに、アドレナリンを放出しつつ妄想に耽るのがカタルシスです。



正面からだと、バスが通過する際に待合の姿をかくしてしまうので、
では違うアングルから撮影するとどうなのだろうと、バスが来るまでよく逡巡しています。
田舎道でひとりカメラを持って風景を眺めているだけでも不審者なのに、
ああでもないこうでもないと彷徨う姿、あまり客観視はしたくありません。



「越草」。足が迫を思い出しました。



待合室の中に貼られているのは、



美里町おもやいジャンボのバス停標示と時刻表。
「越早」の字が違うことにお気づきでしょうか?

苅田駅が東京の神田と紛らわしいのでかりたに改称されたとか、
太刀洗が官報に点を忘れて掲載されたため大刀洗町になったとか、
私の苗字は、父と祖父で戸籍の登録の字が違っていたり(笑)、
地名の漢字や読みのブレというのは、官公署の業務が手書きだった時代の、
前世紀の遺物のように感じていた私ですが、
あらためてバス停やら追いかけてみると、けっこう適当でも世間は回るもんです。
そういえば、こないだ開業した新白島駅も、入鋏印が新白鳥になっていたそうですし。

ここの場合、大辻と勢井と越早の複合地名で大井早だと思うので、
そしたら越早のほうが正しいんですかね。
何をもって正しいとするのか、てのも難しい問題でして。




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Posted by ちょんびん at 17:17│Comments(0)熊本バス
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