7月の貿易収支 2か月連続の黒字

7月の貿易収支 2か月連続の黒字
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先月7月の貿易収支は、原油価格の下落を背景に、原油やLNG=液化天然ガスなどで輸入額が大きく減少したことから、5135億円の黒字と、2か月連続の黒字となりました。
財務省の発表によりますと、7月の輸出額は5兆7284億円で、去年の同じ月より14%減少しました。これは、外国為替市場で円高が進んだ影響に加えてアメリカ向けの自動車や、ヨーロッパ向けの鉄鋼などの輸出が減少したためです。
一方、輸入額は原油価格の下落の影響で、原油やLNG=液化天然ガスなどで減少が続いているため、去年の同じ月より24.7%減少し、5兆2149億円でした。
その結果、輸出から輸入を差し引いた7月の日本の貿易収支は5135億円の黒字となり、2か月連続で貿易黒字となりました。
財務省は「円高の影響で輸出額も減少しているが、数量で見れば小幅な減少にとどまっている。引き続き今後の動向を注視していきたい」と話しています。