北朝鮮がプルトニウム抽出再開との見方 韓国国防省
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韓国国防省は、北朝鮮が使用済みの核燃料を再処理して、核兵器の原料となるプルトニウムの抽出を再開しているという見方を明らかにしました。
韓国国防省のムン・サンギュン(文尚均)報道官は、18日の記者会見で、「北がプルトニウムを確保するために再処理を進めている事実を把握している」と述べ、北朝鮮が使用済みの核燃料を再処理して、核兵器の原料となるプルトニウムの抽出を再開しているという見方を明らかにしました。そのうえで、「国連安全保障理事会の決議に違反しており、韓国政府は、関係国や国際機関と緊密に対応を協議していく」と述べ、国際社会と連携して北朝鮮への圧力を一段と強化していく考えを強調しました。
北朝鮮の核開発を巡っては、2007年の6か国協議での合意に基づいて、ニョンビョン(寧辺)にある実験用原子炉が無能力化されましたが、キム・ジョンウン(金正恩)政権は、核施設を整備し直して再稼働する方針を打ち出し、去年9月には、「すべての核施設の稼働が再開された」と発表しました。
これを裏付ける形で、アメリカの研究グループが、ことしに入って撮影された衛星写真を分析した結果、北朝鮮がプルトニウムの抽出作業を始めた可能性があると指摘したほか、IAEA=国際原子力機関も、使用済み核燃料の再処理に関連した活動の兆候があることを明らかにするなど、北朝鮮が進める核開発への懸念が高まっています。
北朝鮮の核開発を巡っては、2007年の6か国協議での合意に基づいて、ニョンビョン(寧辺)にある実験用原子炉が無能力化されましたが、キム・ジョンウン(金正恩)政権は、核施設を整備し直して再稼働する方針を打ち出し、去年9月には、「すべての核施設の稼働が再開された」と発表しました。
これを裏付ける形で、アメリカの研究グループが、ことしに入って撮影された衛星写真を分析した結果、北朝鮮がプルトニウムの抽出作業を始めた可能性があると指摘したほか、IAEA=国際原子力機関も、使用済み核燃料の再処理に関連した活動の兆候があることを明らかにするなど、北朝鮮が進める核開発への懸念が高まっています。