小川崇
2016年8月22日01時11分
日本の南海上を進んできた台風9号は、22日の昼ごろにも関東や東海に接近し、上陸する恐れがある。関東地方では、22日朝の通勤時間帯から雨や風が強くなる。気象庁は22日夕までの24時間雨量は、多いところで300ミリに達すると予想。川の増水や土砂災害に警戒を呼びかけている。
22日午前0時現在、台風9号は伊豆諸島の八丈島の南南西約90キロにある。中心気圧は980ヘクトパスカルで、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートル。1時間に35キロの速さで北上しており、23日未明には岩手県一関市付近に達する見通し。23日にかけて関東甲信、東海を中心に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降り、局地的に80ミリ以上の猛烈な雨になるという。
一方、台風11号は21日午後11時過ぎ、北海道釧路市付近に上陸した。停滞する前線と台風から湿った空気が流れ込む影響で、北海道や東北を中心に大雨に。後続の台風9号が近づく恐れも出ている。
さらに、西日本の南海上をゆっくり西へ進んでいる台風10号は、今後勢力を強めて沖縄諸島に近づく恐れがあるという。(小川崇)
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朝日新聞社会部
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