中国 閣僚の靖国神社参拝に「断固反対」8月16日 4時55分

終戦の日の１５日、高市総務大臣と丸川オリンピック・パラリンピック担当大臣が靖国神社に参拝したことについて、中国外務省の報道官は「日本政府の歴史問題に対する誤った態度を再び反映したもので、断固として反対する」というコメントを発表しました。

終戦の日の１５日、安倍総理大臣は靖国神社に参拝せず、私費で玉串料を納めました。
一方、安倍内閣の閣僚では、高市総務大臣と丸川オリンピック・パラリンピック担当大臣が靖国神社に参拝しました。
閣僚の参拝について、中国外務省の陸慷報道官が１５日夜にコメントを発表し、「Ａ級戦犯をまつり侵略戦争を美化する靖国神社に、内閣の一部のメンバーが参拝したことは、日本政府の歴史問題に対する誤った態度を再び反映したもので、断固として反対する」と強調しました。
そのうえで、「中国側は日本に、過去の侵略の歴史を直視して深く反省し、責任のある態度で、関係する問題を適切に処理して、実際の行動でアジアの近隣諸国と国際社会からの信用を得るよう改めて厳粛に促す」としています。
一方で、陸報道官は、安倍総理大臣が私費で玉串料を納めたことについては触れませんでした。