2016年9月13日(火)〜 25日(日)12:00 ― 20:00
(22日はトークイベントのため展示は15:00まで/最終日17:00まで)
「わたしたちの文字づくり」
塾生と鳥海 修塾長と雪 朱里さん
9月22日(木・祝)16:00 ― 18:00
「和文と欧文」が主催し、書体設計士・鳥海修の指導のもと、1年をかけて書体づくりに取り組む私塾「京都文字塾」。
今回の展示は「京都文字塾で書体を作りたい」と集まった塾生が1年間かけてひとつの書体に向き合った成果の展示です。
年齢も、職種もさまざまな塾生が「自分のかきたい文字」を作るべくひらがな・カタカナ+句読点などのカタチを考え、フォント化し、調整しながら作っていきました。その1年の制作の軌跡と、完成した書体をぜひご覧ください。
会場には完成した書体と、1年かけて制作した記録をまとめたファイルを展示しています。特にファイルは塾生が何を思い、試行錯誤したか。1年のすべてが詰まっています。こちらはじっくり時間をかけてご覧ください。
9月22日(木・祝)
16:00 ― 18:00
ゲスト:雪朱里さん
事前予約制
先着50名様
参加費1,000円
さまざまなバックグラウンドをもった個性豊かな塾生が自分自身と「自分のかきたい文字」に真摯に向き合いながら、それぞれの文字を生み出しました。その過程では、どんな試行錯誤があったのでしょうか。塾生たちは鳥海塾長からのコメントを受け止めて、なにを考え、どのように文字の形に落としこんでいったのでしょうか。文字のつくり方は、決してひとつではありません。
トークイベントではライター・編集者の雪朱里さんを聞き手に迎え、鳥海塾長の解説を交えながら、塾生たちがそれぞれの文字のつくり方を明かします。
1971年生まれ。ライター・編集者。武蔵大学日本文化学科卒業後、印刷会社の企画編集部門、専門誌編集長を経て、2000年よりフリーランス。デザイン、文字、印刷などの分野を中心に、ものづくりに携わる人々への取材執筆活動を行なっている。2011年より『デザインのひきだし』のレギュラー編集者も務める。著書に『もじ部 書体デザイナーに聞くデザインの背景・フォント選びと使い方のコツ』(グラフィック社)『文字をつくる 9人の書体デザイナー』(誠文堂新光社)、編集・執筆を手がけた書籍に『一〇〇年目の書体づくり 「秀英体 平成の大改刻」の記録』(大日本印刷)『活字地金彫刻師 清水金之助』、編集担当書籍に『ぼくのつくった書体の話』(小塚昌彦著/グラフィック社)ほか多数。
1955年山形県生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。1979年株式会社写研入社。1989年に有限会社字游工房を鈴木勉、片田啓一の3名で設立。現在、同社代表取締役であり書体設計士。大日本スクリーン製造株式会社のヒラギノシリーズ、こぶりなゴシックなどを委託制作。一方で自社ブランドとして游書体ライブラリーの游明朝体、游ゴシック体など、ベーシック書体を中心に100書体以上の書体開発に携わる。2002年佐藤敬之輔顕彰、ヒラギノシリーズで2005年グッドデザイン賞、2008年東京TDCタイプデザイン賞を受賞。京都精華大学特任教授。
申し込みは9月1日 お昼12時より当Webページにて受け付けます。
604-8031 京都市中京区河原町三条下る 一筋目東入る大畔町44 VOXビル1F
電車:京阪三条駅より徒歩5分
市バス:河原町三条より徒歩1分
駐車場・駐輪場はございませんので、ご来場の際は公共交通機関をご利用ください。