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固定資産税を11年間過徴収 島根・津和野町
島根県津和野町は13日までに、平成18年度からの約11年間、固定資産税の課税で、計85人から約340万円を過徴収していたと発表した。税額の基準となる地価の下落が反映されていなかったことが原因。町は対象者に謝罪し、返金する。
町によると、今年4月、相続手続きを依頼された会計事務所が「評価額が高すぎるのではないか」と指摘。町が調べたところ、一部の課税項目で地価の下落が反映されていないことが判明した。
17年の合併に伴い、新しいシステムに移行した際、地価の変動が反映されない設定になっており、それを解除しなかったとみられる。17年の評価額が引き継がれたままになっていた。
還付加算金を含めた約360万円は、町の規定に基づき全額返金されるという。