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服部力斗、A級昇格!死去した弟を「勝つことで思い出してくれる」

1R、服部力斗(左)はナーヨレック・シットサイトーンのボディーにパンチを決める三田市駒ケ谷体育館アリーナ(撮影・山口登)
2R、服部力斗(後方)はナーヨレック・シットサイトーンからダウンを奪う=三田市駒ケ谷体育館アリーナ(撮影・山口登)
TKO勝ちした服部力斗は弟・海斗さんの遺影を持つ=三田市駒ケ谷体育館アリーナ(撮影・山口登)
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 「ボクシング・ライトフライ級6回戦」(20日、三田市駒ヶ谷運動公園体育館)

 昨年2月24日に慢性骨髄性白血病のため死去した17歳のプロボクサー・服部海斗さんの兄・力斗(22)が2回1分23秒TKOでナーヨレック・シットサイトーン(タイ)に勝利し、戦績6勝(2KO)1敗とし、A級に昇格した。

 5月に判定でプロ初黒星を喫してから再起星。徹底して足腰を鍛え抜き、土台を強化した。磨いてきたボディーは1回からさく裂しダウンを奪うと、2回は一気に決めた。

 ロープに詰め連打でダウンを奪うと、さらに連打でダウン。トドメは左ボディーを見舞い、相手をリングに大の字にし倒した。

 「5月に負けたので、素直に勝てたことがうれしい。負けてから体幹トレーニングなどをした。デビュー戦以来のKO勝利。倒す感覚を忘れずにしたい」と勝利をかみしめた。

 前日に大阪の実家に戻り、弟の眠る骨つぼに手を合わせた。この日も弟の遺影とともに入場し、勝利後のリングでも高々と掲げ、天国に勝利報告した。

 「僕が勝つことによってみんなが思い出してくれる。ボクシングをやっているのも、(亡くなった)母とカイ(海斗)のことがあるので」と、長兄は弟を背負い戦っている。

 メーンを務めるのが弟の親友でWBO世界ミニマム級王座決定戦に臨む加納陸。高山勝成と戦う大一番を前に、力斗が弾みを付けた。

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