あまり時事的な話に突っ込んだことは言わないのですが、解雇規制と貧困の話が話題になっておりましたので、今日は少しだけ。
いまどき、珍しい部類に入るのかもしれませんが、身の回りには「働かないダメおじさん」がたくさんいます。
会社自体が、規制に守られているためにそれほど追い詰められていないのでしょう。
ダメおじさんは新しいことも学ぼうとしませんし、ロクに働きません。
でも、年功賃金に守られて給与はそれなりにもらっています。
一方、若い方はなかなか上がらない給与の中から奨学金の返済もあり、働かないおじさんの分まで仕事もしなきゃなりません。
ダメおじさんは、結婚していて中学生高校生くらいの子どもがいたり。
若者はなかなか結婚もできないわけです。
ある意味、社内の不公平・不平等が、会社の中にはっきりと。地獄ですね。
某SNSで、こういう意見が飛んできました。
ダメおじさんはさっさと解雇して、その子どもたちは税金で養うべきだ
家族による扶養を否定・・でしょうか。
社会全体による子育て。
平等・・なのかもしれません。
ちょっと間違うと、ポルポト共産主義にまで行きつきそうですが。
会社の中の「不公平」「不平等」は公式には「存在しない」ことになっています。
給与は能力により評価されて配分されているはずですし、仕事をしない人には払われない。
でも、事実は異なります。
見て見ないフリをしていると、社会そのものが維持できなくなりそうですが。
ひょっとすると私自身、若い方々から見たら、「働かないダメおじさん」に分類されているのかもしれません。
分類の如何に関わらず、子どもに対する支援を含めれば、自分が社会へ付加している価値より、社会からもらっている利益が多いことは間違いなさそうです。
でも、どうしたらいいのかは、わかりません。
せめて、若い方々へ、職務上で身につけてきたことを、押し付けにならないように注意しつつ、伝えていこうかと思っています。