そして、誰もいなくなった

番組詳細説明（内容）

【見どころ】
新一（藤原竜也）は謎の声に「誰とも繋がり合えない、孤独な世界を作りたい」と要求され、日下（伊野尾 慧）、砂央里（桜井日奈子）、馬場（小市慢太郎）とともに謎の声の指令に従うことになった。１ヶ月後。五木（志尊 淳）は新一が開発した「ミス・イレイズ」のプロテクトを外すことができず、窮地に立たされていた。そのとき小山内（玉山鉄二）、万紀子（黒木瞳）、早苗（二階堂ふみ）に新一から送られたウィルスメールが届く。五木はウィルスメールを解析してプロテクトを外すことに成功する。だが、次の瞬間、謎のプログラムが走り始め、会社のすべてのパソコンのデータが消去されていった――。いっぽう小山内は日下に会い、新一の居場所を聞き出そうとする。しかし馬場に後ろから襲われ、車のトランクに入れられてしまう。馬場が向かったのは、人気のない海だった･･･。

【内容】
新一（藤原竜也）は謎の声に「誰とも繋がり合えない、孤独な世界を作りたい」と要求される。断れば日下（伊野尾 慧）を殺すと脅迫され、新一は従わざるを得ない。そして新一は同じくパーソナル・ナンバーを持たない日下、砂央里（桜井日奈子）、馬場（小市慢太郎）と仲間になり、謎の声の指令に従うことになる。その指令には「世界を孤独にするため、君たちは７つの罪を犯す」と書かれていた――。

　１ヶ月後。株式会社L・E・Dでは、五木（志尊 淳）と田嶋（ヒロミ）が役員から激しく叱責されていた。新一が開発した「ミス・イレイズ」のプロテクトを外すことができないのだ。新一以外にそれをできる人間はいない。窮地に立たされた五木はあてもなく「新一を探す」と出ていった。

　そのころ早苗（二階堂ふみ）は少し膨らんだお腹をさすりながら、食事を作っていた。一緒に食事を取っているのは、新一の母・万紀子（黒木瞳）だ。新一が姿を消したのと同じころ、ヘルパーの弥生も行方不明になり、替わりに早苗が万紀子の世話をしていた。そこに小山内（玉山鉄二）が現れる。その日は万紀子の誕生日だったのだ。そのとき万紀子の携帯が鳴り、新一からのビデオメッセージが表示された！
　
「母さん、誕生日おめでとう」と一方的なメッセージのあと、通話は切れてしまう。次に送られてきた添付ファイルを開くと、携帯の画面が勝手に切り替わる。「お母さん、それウィルスです！」と小山内が気づいたときには遅く、早苗と小山内の携帯にも同じウィルスが送られてきた。いったい、新一は何をしているのか？本当に新一の仕業なのか？

　そこに新一を探して五木がやってくる。早苗にウィルスメールの件を聞いた五木は「それを解析すれば、新一の居場所がわかるかもしれない」と言う。早苗は迷うが、決心して五木にウィルスメールを転送した。

　新一からのウィルスメールを解析した五木は「ミス・イレイズ」のプロテクト解除に成功する。「藤堂新一にできて、俺にできないことなんてない！」と狂喜する五木。だが次の瞬間、すべてのパソコンのデータが次々と消去されていった。「ミス・イレイズ」が勝手に起動し、謎のプログラムが走り始めたのだ。「俺への復讐のつもりか！」――叫ぶ五木に、なすすべはなかった。

バー「KING」が１カ月ぶりに店を開け、小山内が日下を訪ねてきた。小山内は日下から新一の居場所を聞きだそうとするが、日下は知らないと言う。小山内は店が閉まるのを待って日下の後をつけようとするが、馬場に呼び止められる。そして馬場は背後から小山内を殴った――！

　馬場は小山内を車のトランクに閉じ込め、どこかへ向かっていた。だが警察の検問に引っかかり、トランクを開けるように言われる。「わかりましたよ」と言った馬場は、次の瞬間アクセルを踏み込み、逃げ出す。パトカーに追われながら馬場が向かったのは、人気のない海だった――。

【キャスト】
藤堂新一　株式会社Ｌ・Ｅ・Ｄ第一開発課・研究員　　　藤原竜也
小山内保　新一の大学時代の友人・総務省の役人　　　　玉山鉄二
倉元早苗　新一の婚約者　　　　　　　　　　　　　　　二階堂ふみ
日下瑛治　バー「ＫＩＮＧ」オーナー兼バーテンダ―　　伊野尾慧

五木啓太　株式会社L・Ｅ・Ｄ第一開発課・研究員　　　 志尊淳
君家砂央里　家出少女　　　　　　　　　　　　　　　　桜井日奈子
馬場　　　　謎の男　　　　　　　　　　　　　　　　　小市慢太郎

鬼塚孝雄　　公安警察　　　　　　　　　　　　　　　　神保悟志
田嶋達生　　株式会社L・Ｅ・Ｄ第一開発課・課長　　　ヒロミ
西条信司　　偽藤堂新一の弁護士　　　　　　　　　　　鶴見辰吾
藤堂万紀子　新一の母親　　　　　　　　　　　　　　　黒木瞳